授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
第8話
想いを告げる
椿谷さんに背中を押されたものの、まだ侑埜さんに連絡が入れることも出来ていない。
彼からは連絡があったのだけど、連絡すら返せてない。
「……もう、夕方だ」
あの翌日から私は体調が元通りに悪くなってしまいベッドとお友だち状態。
現在三日目というところだ。
だけど明日は起きられたらいいなぁ、と考えるけど明日も起き上がれなかったらと思うと怖くなる。
こんなに体調悪いと、これから先仕事が続けられるのか健康第一の守衛の仕事だし務まらないのではないかと不安になって、またこの前もらったエコー写真を見て落ち着かせる。
自分で産もうって決めたんだからしっかりしなきゃ。
「赤ちゃんも頑張ってるんだし、私も頑張らないと……」
昨日は夕方になっても起きれなかったけど、今日は起きられてるんだから明日は出勤もできるとおもう。
それにちゃんと侑埜さんと話をしなくてはいけない。椿谷さんに言われたからじゃない、体調は悪かったけど三日考えた結果だ。
それで受け入れてもらえなかったら、私は彼の元から去ればいい。
誰も私を知らない場所で、この子と生きていけばいい。