授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
【こんばんわ、ずっと連絡しなくてすみませんでした。明日、侑埜さんの時間が空いていたらでいいですが良かったら話をしたいです】
そう打ってから送信した。
すると、すぐに既読が付いて【連絡つかないから心配したよ。明日、夕方の十七時は大丈夫かな?】と返信が来た。
明日は一応早番で、十五時には上がれることになっているので【大丈夫です】と返事をした。
それから、櫻坂にあるカフェに待ち合わせをすることになった。約束できて安心したのかすぐに眠くなってきてしまってそのまま眠ってしまった。
翌朝、久しぶりに私はベッドから起きられることができた。
なんだかスッキリしていて、やっぱり侑埜さんに伝えないといけないと考えていたから無意識にストレスになっていたのかなって思う。
だけど食事はやっぱり食べられなくていつものようにゼリーで朝ごはんを済ませてから部屋を出た。久しぶりの出勤だからかとても緊張した。
「滝脇さん、おはよう」
「あっ、椿谷さん。おはようございますっ」
「体調は大丈夫なの?」
「昨日よりはいいので大丈夫です。LINEもありがとうございました」
「そんなの全然気にしないで。まぁ、無理しないように」
私は出勤の認証をすると、椿谷さんと守衛室へ向かった。
上司に休んでしまったことを謝りに行くと、体調のことを考慮してかしばらくは受付業務をすることになった。