授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「……いただきます。ん、美味しいです」

「本当? 良かった」

「はい、久しぶりに食事が出来ました」


 最近はゼリーとか、ミキサーで作る野菜ジュースだったからか美味しいし食べられるの感動する。


「史菜ちゃんが食べれて良かった。作り置きを冷蔵庫に入れてあるから俺がいない時は食べて」

「ありがとうございます。侑埜さんもお仕事がお忙しいのに」

「今はそんなに繁忙期じゃないから大丈夫。それよりも、史菜ちゃんはお腹の中で命を育ててる方がすごいよ。だから、そのほかのことは俺がしたいって思ってるから。何かあれば言ってほしい」


 そう言って私の隣に座ると、侑埜さんは私に頭をなでなでした。

< 89 / 209 >

この作品をシェア

pagetop