つまらない日々に花が咲いた
私の担当の番は終わった。
美琴と陽菜と一緒に学校中を回ることにした。

「こういうの中学校ではないからなんか楽しいよね。」
「うんうん、初めてで楽しい。」
そんな話をしながら、歩いていた。

2年A組の教室に行った。
そこではアイドルカフェをやっていた。
まあ、このクラスにはあの加納先輩がいるからそうなるよな。

「いらっしゃいませ。」
ドアにかけてある暖簾を開けて呼び込んでいたのは、
加納先輩だった。

「入ろうよ。」
美琴がニコニコしながら言った。
「うん、入ろう。」
陽菜も私も一緒に入って行った。

「ご注文は？」
メニューを見ながら迷っていた。

すると周りの客（女子がほとんど）から、
「加納くーん。」
「柊斗」
という声が飛び交っていた。

「ちょっと待っててください。すぐ行きます。」
と笑顔で対応していた。

適当に注文をしると加納先輩は呼ばれたほうに行った。

「本当に加納先輩は大人気だよね。
まあ、そうだよね。少しでも近づきたい気持ちわからなくはないわ。」
美琴は目をウルウルさせながら言った。
「え？美琴、彼氏いるじゃん。」
陽菜は言った。

美琴には彼氏がいる。
中学3年生の時に付き合い始めて、違う学校に進学したけど
今でもラブラブらしい。

「それとこれとは違うの。」
「美琴はミーハーだからね。」
笑いながら会話をしていた。

そして、15分くらい休憩して私たちは2年Ａ組の教室を出た。


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