つまらない日々に花が咲いた
『みおちゃん、好きだよ。』
コートを着て公園であの男の子と一緒に遊んでいる。
『私も好きだよ。』
笑って男の子に言っている。
『じゃあ、両想いだよね。』
そう言って手を繋いでルンルンしてる。

そこで目が覚めた。
『また、この夢?何?記憶にない。
私の妄想?変な妄想。それならなんでわざわざ小さい頃なの?
意味わかんない。』
そんなことを考えながら、学校に向かった。

今日は冬休み前日。
全校集会が体育館で行われた。

もちろん(?)、私は体育館には行かなかった。
そして『いつもの場所』に向かった。

「あっ、アハハ。」
そこには先客がいて笑ってしまった。
それはもちろん加納先輩。

「来ると思った。アハハ。」
加納先輩も笑った。
「いや、思わないで下さいよ。」
自然とヒーターの前に二人で座った。
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