つまらない日々に花が咲いた
学校の門を出ようとした時、
加納先輩が2年の女の先輩と腕を組んで歩いているのを見た。

『え?』
私は驚いた。
その時、加納先輩と目が合った。

私は慌てて走り出した。

ある程度のところまで走り、
『先輩、彼女できたのかな?
まあ、私は返事していないんだし、しょうがないよね。』

加納先輩には彼女ができたんだから・・・

結局、加納先輩にチョコを渡すことなく家に着いた。『結局、渡せなかったな。』
私服に着替え、加納先輩に渡す予定だったガトーショコラの箱を見つめていた。

スマホが鳴った。
加納先輩からのSNSだった。
「今、前の公園にいるんだけど、来てくれない?」
とかいてあった。

『え?今、そこに来てるの?』

私は慌てて、公園に向かった。

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