つまらない日々に花が咲いた
「え?私の名前・・・」
そう言って、周りを見渡しても特に名前が書いてあるものを持っていない。

「1年の田所美緒さん。
俺もここ使いたい。
だから、たまに来てもいい?」
加納先輩はもう一度言った。

「あ、はい。どうぞ。
 それより、なんで私の名前を知ってるんですか?」
私は質問した。

しかし加納先輩は
「それはおしえなーい。」
と鼻で笑いながら私に言った。

私はそれ以上突っ込むこともできず、
頭の中がグルグルしたまま
教室へ戻って行った。

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