アオハル、キス。


なに、あれ。


まだトクントクンと胸が鳴っている。


荒らしのような一瞬の出来事で、夢だったんじゃないかって思うほど。


でも膝を動かすと痛いし、大きなキズなんとかパッドが現実だと物語っている。


色々わけがわからないままだけど、翔吾くん、かっこよすぎる・・・


この数分で翔吾くんの新たな一面を見た気がする。こんなに2人っきりでちゃんと話したのは初めてだった。


そして私・・・・・・


ほんとに彼女になったの!?


重大事項を思い出し、口元を手で覆いソファの背もたれに倒れ込んだ。

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