両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
気持ちよさに身をよじる私を見て、翔真さんは「かわいい」とささやいた。艶のある甘い声に、なにも考えられなくなる。
体の中心が熱くとろけていくのが分かった。敏感な部分をゆっくりとなぞられ、喉がのけぞる。
「あぁ……っ、翔真さん……」
たくましい肩にしがみつき甘い声をもらす。そんな私を見下ろし、翔真さんは熱い息を吐き出した。
目にかかる髪をかきあげこちらを見つめる。めまいがしそうなくらい男っぽい表情に体の奥がきゅんとうずく。
「彩菜、ベッドに行こうか」
そうささやかれた瞬間、彼の寝室で見つけた避妊具のことを思い出した。
翔真さんは浮気をしているかもしれない。あの避妊具を使ってほかの女性を抱いていたのかもしれない。
そんな疑念が浮かび、激しい嫉妬と嫌悪感に襲われた。
「彩菜?」
私の異変に気付いたのか、翔真さんが動きを止めた。
青ざめた私を見て「どうした?」と問いかける。
「いえ、あの……」
なんと言えばいいんだろうと考えていたとき、テーブルに置いてあった私のスマホが震え出した。
ふたりの視線が自然とそちらに向かう。
画面には悠希の名前が表示されていた。それを見た翔真さんの表情が硬くなった。
「悠希から?」
体の中心が熱くとろけていくのが分かった。敏感な部分をゆっくりとなぞられ、喉がのけぞる。
「あぁ……っ、翔真さん……」
たくましい肩にしがみつき甘い声をもらす。そんな私を見下ろし、翔真さんは熱い息を吐き出した。
目にかかる髪をかきあげこちらを見つめる。めまいがしそうなくらい男っぽい表情に体の奥がきゅんとうずく。
「彩菜、ベッドに行こうか」
そうささやかれた瞬間、彼の寝室で見つけた避妊具のことを思い出した。
翔真さんは浮気をしているかもしれない。あの避妊具を使ってほかの女性を抱いていたのかもしれない。
そんな疑念が浮かび、激しい嫉妬と嫌悪感に襲われた。
「彩菜?」
私の異変に気付いたのか、翔真さんが動きを止めた。
青ざめた私を見て「どうした?」と問いかける。
「いえ、あの……」
なんと言えばいいんだろうと考えていたとき、テーブルに置いてあった私のスマホが震え出した。
ふたりの視線が自然とそちらに向かう。
画面には悠希の名前が表示されていた。それを見た翔真さんの表情が硬くなった。
「悠希から?」