両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
「ええと、このブレスレットを翔真さんがくれたって話をしたら、手錠をかけて鎖で繋いでおきたいって願望のあらわれじゃないかって……」
俺の願望を見透かされ、思わず小さく笑ってしまった。
その反応を逆の意味にとらえたのか、彩菜は慌てて首を横に振る。
「じょ、冗談だってちゃんとわかってますから! 翔真さんがそんなことを考えるわけないですよね!」
真っ赤になった彩菜に笑いかけ、左手を持ち上げる。そしてブレスレットがつけられた細い手首にキスをしながら上目遣いで彼女を見つめた。
「もしそうだったらどうする?」
「え……?」
「このブレスレットに、彩菜を自分のだけのものにしたい。一生離したくないって気持ちがこめられていたら」
俺がたずねると彩菜の喉が大きく上下する。少し考えてから、おずおずと口を開いた。
「そうだったとしたら、うれしいです」
「本当に?」
「私も一生翔真さんのそばにいたいから……」
真っ赤な顔で言われ、たまらず彩菜を抱きしめた。
「彩菜、好きだよ」
ささやきながら額を合わせる。至近距離で見つめると彩菜がぎゅっと目を閉じた。
キスを拒むような仕草に動きを止めると、「うぅ……っ」と彩菜が小さくうなる。
「翔真さんがかっこよすぎて直視できない……っ!」
俺の願望を見透かされ、思わず小さく笑ってしまった。
その反応を逆の意味にとらえたのか、彩菜は慌てて首を横に振る。
「じょ、冗談だってちゃんとわかってますから! 翔真さんがそんなことを考えるわけないですよね!」
真っ赤になった彩菜に笑いかけ、左手を持ち上げる。そしてブレスレットがつけられた細い手首にキスをしながら上目遣いで彼女を見つめた。
「もしそうだったらどうする?」
「え……?」
「このブレスレットに、彩菜を自分のだけのものにしたい。一生離したくないって気持ちがこめられていたら」
俺がたずねると彩菜の喉が大きく上下する。少し考えてから、おずおずと口を開いた。
「そうだったとしたら、うれしいです」
「本当に?」
「私も一生翔真さんのそばにいたいから……」
真っ赤な顔で言われ、たまらず彩菜を抱きしめた。
「彩菜、好きだよ」
ささやきながら額を合わせる。至近距離で見つめると彩菜がぎゅっと目を閉じた。
キスを拒むような仕草に動きを止めると、「うぅ……っ」と彩菜が小さくうなる。
「翔真さんがかっこよすぎて直視できない……っ!」