両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
彩菜はキスだけで骨抜きになったのかくたりと俺の腕の中で崩れ落ちた。はぁはぁと肩で息をする。
「大丈夫?」
耳元で優しくささやくと、彩菜は両手で顔を覆い「翔真さんはずるいです」と不満をもらした。
「ずるい?」
「こんな至近距離で見てもかっこいいなんて、反則です……っ」
「彩菜は本当に俺の顔が好きなんだな」
ちょっとあきれながら笑った俺に、彩菜は心外だというように頬を膨らませた。
「顔だけじゃなく、翔真さんの全部が好きです! 外見はもちろん、声も話し方も、柔らかい笑顔も優しい性格も。ほかにも仕事中の真剣な顔つきとか、常に私を気遣ってくれるところとか……」
彩菜は指を折りながら、俺の好きなところをあげていく。その真剣さがかわいくて、たまらず彩菜をソファの上に押し倒した。
「俺も、彩菜のすべてが好きだよ」
そう言って唇をふさぐ。
「んん……っ」
キスで彩菜を懐柔しながら、彼女の服の中に手を差し入れる。腰をなぞりゆっくりと手を上に移動させると、彩菜が慌てたように俺の胸を押し返した。
「ま、待ってください、翔真さん! まだ、聞かないといけないことが……!」
必死に言う彩菜に「なに?」と首をかしげる。
「 翔真さんのクローゼットで見つけてしまったんです」
「なにを?」
「大丈夫?」
耳元で優しくささやくと、彩菜は両手で顔を覆い「翔真さんはずるいです」と不満をもらした。
「ずるい?」
「こんな至近距離で見てもかっこいいなんて、反則です……っ」
「彩菜は本当に俺の顔が好きなんだな」
ちょっとあきれながら笑った俺に、彩菜は心外だというように頬を膨らませた。
「顔だけじゃなく、翔真さんの全部が好きです! 外見はもちろん、声も話し方も、柔らかい笑顔も優しい性格も。ほかにも仕事中の真剣な顔つきとか、常に私を気遣ってくれるところとか……」
彩菜は指を折りながら、俺の好きなところをあげていく。その真剣さがかわいくて、たまらず彩菜をソファの上に押し倒した。
「俺も、彩菜のすべてが好きだよ」
そう言って唇をふさぐ。
「んん……っ」
キスで彩菜を懐柔しながら、彼女の服の中に手を差し入れる。腰をなぞりゆっくりと手を上に移動させると、彩菜が慌てたように俺の胸を押し返した。
「ま、待ってください、翔真さん! まだ、聞かないといけないことが……!」
必死に言う彩菜に「なに?」と首をかしげる。
「 翔真さんのクローゼットで見つけてしまったんです」
「なにを?」