両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
『手加減しない』という宣言通り、昨夜の翔真さんは容赦なかった。
今までは『待って』と言えば待ってくれたし『だめ』と言えばやめてくれたのに、そのふたつが拒否ではなく羞恥から出た言葉だと知った彼は、私が『もう無理です……っ』と涙目で訴えても止まらなかった。
『大丈夫だよ』と綺麗な顔で微笑んで私に容赦ない快楽を与え続けた。
何度も絶頂を迎え何度も求められ、私は理性を完全に手放してしまった。
最後には子どものようにぐずぐずになりながら、『翔真さん大好き』と何度も繰り返していた気がする。
「体は大丈夫ですけど、ものすごい醜態をさらしてしまった気がするので翔真さんの顔が見られないです……」
激しい羞恥心に襲われ、両手で顔を隠しながらつぶやく。
「どうして? すごくかわいかったのに」
「あんなにみっともないところを見てかわいいと言ってくれるなんて、翔真さんの趣味はちょっと変わってますよ」
「そうかな」
「あんなに好き好き言われたら、普通はあきれると思います」
むきになって言うと、翔真さんは優しく微笑み私の頭をなでてくれた。
「どちらかというと、あきれられるのはあんなに何度も抱いた俺のほうだと思うけど」
今までは『待って』と言えば待ってくれたし『だめ』と言えばやめてくれたのに、そのふたつが拒否ではなく羞恥から出た言葉だと知った彼は、私が『もう無理です……っ』と涙目で訴えても止まらなかった。
『大丈夫だよ』と綺麗な顔で微笑んで私に容赦ない快楽を与え続けた。
何度も絶頂を迎え何度も求められ、私は理性を完全に手放してしまった。
最後には子どものようにぐずぐずになりながら、『翔真さん大好き』と何度も繰り返していた気がする。
「体は大丈夫ですけど、ものすごい醜態をさらしてしまった気がするので翔真さんの顔が見られないです……」
激しい羞恥心に襲われ、両手で顔を隠しながらつぶやく。
「どうして? すごくかわいかったのに」
「あんなにみっともないところを見てかわいいと言ってくれるなんて、翔真さんの趣味はちょっと変わってますよ」
「そうかな」
「あんなに好き好き言われたら、普通はあきれると思います」
むきになって言うと、翔真さんは優しく微笑み私の頭をなでてくれた。
「どちらかというと、あきれられるのはあんなに何度も抱いた俺のほうだと思うけど」