鏡と夜桜と前世の恋


ーー 数年後、蓮稀は結婚適齢期に。







蓮稀宛に1件の縁談の話しが飛び込んで来た。お相手はマツコの愛娘『陽菜 (ひな)』 陽菜の性格は自分が1番、気に食わなければ直ぐに捻くれ攻撃的になる… 花柄と黄色の好きな女。


イモ屋で働いている時は、着物の柄から『千の花=千花 (ちか)』と呼ばれていたそう。






" 千花の話 "





『千花=陽菜』この二人は同一人物。


俺達が流れを出して来た " 千花さん " と言う人物は存は陽菜…ここがまさか塗り替えられていたとは俺も初めて知った時はかなり驚きました。



千花とカヘイの純愛・家族の話として流れの話しは千花と言う別の人物を作り上げた、陽菜が塗り替えたお話し。



陽菜としての自分を隠して自分の行いを抹消させた挙句、俺が旦那の『カヘイ』で夫婦だったと思わせて今世で愛して貰う為…だから千花の詳しい情報は探しても出なかったんですね。



いや、判明しなくて当然… " 千花 " と言う名前は、職場のイモ屋で呼ばれていた陽菜のあだ名で、千花なんて女は存在しないのですから。



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