鏡と夜桜と前世の恋
「可愛いゆき、意識してんの?」
「ば、ばか… // 」
ゆっくりと雪美の唇に自分の唇を重ねる咲夜… 耳、首、鎖骨と舌を這わせていけば、雪美の柔らかい胸元に顔を埋めたまま、突然動かなくなる。
「さく?」
「駄目だ… 俺が緊張している… 」
顔を上げ目が合った咲夜は緊張から余裕が無さそうで… 普段余裕なんて無くなる人じゃないのに?
緊張している咲夜を見た雪美は、愛おしくて堪らなくなり頭を撫で優しく微笑む。頭を撫でられ照れ臭そうな咲夜に対して " 私も緊張しています " と、伝えた。
互いに緊張しながら、顔を見合わせ照れ臭そうに笑い合う瞬間がとても幸せで…
" 生きてて良かった "
長期に渡るおすず、陽菜、藤川からの地獄の監禁生活の中、何度死にたいと願っていたか… 希望を捨てず、諦めなくて良かった。この瞬間、心からそう思えた。
「え、さく… // 」
咲夜は雪美の着物を更に脱がせて、露わになった全身をマジマジと眺める… そんな咲夜の視線に頬を更に染めて恥ずかしがる雪美は慌てて身体を隠し、咲夜をじっと見つめた。
「ゆきの身体… 紅くなって八重桜が照れてるみたいだな」
照れる雪美の胸元に舌を這わせる咲夜は、そのまま腹から脇腹へとどんどん移動させていき、股の間… 秘部に顔を埋め、割れ目の上から優しくキスをする。
「ち、ちょっと… // 」
「ゆきのここ… いい匂いがする… 」
「あ、ね、ねえ… // 」
顔から湯気が出そうになるほど恥ずかしいんだろう… ゆきの反応が可愛過ぎる。指で優しく割れ目を広げれば、舌先で優しくまだ熱を持たない膨らみに触れる。
「あっ…// 」
舌の動きに合わせて身体を仰け反らせながらビクッと飛び跳ねる身体… 雪美は快感に耐えながらも少しずつ可愛い声を漏らし始める。
「ゆきのここは... 艶めいて凄いな」
「ねえ、待っ…// 」
さくはシレっと恥ずかしい事ばかり言うんだから。照れ隠しから首を振り続ける雪美の身体は熱を持ち… 咲夜に愛撫される膨らみは大きくなり疼き始める。
「これ以上は、ねえ… // 」
恥ずかしい、待って、さくとこんな事… 快感のあまり身体をくねらせながら、舌を這わせ続ける咲夜の髪をくしゃっと撫でながら弱い力で何度も頭を叩いた。