鏡と夜桜と前世の恋


「気持ちよくなってきた?」



「ば、かじゃないの… 変態っ…// 」



さくは何でそんなに余裕そうなの。さっきまではあんなに緊張していたのに… わざとらしく問いかける咲夜に対して " 待って " と、首を振る雪美。



「待てない」



「やっ… // 」



容赦なく腰を動かし、中を掻き回すように突き倒す咲夜… 雪美は快感に耐えられず高い声をあげ続けた。



「ゆき、すげえ可愛い… 」



俺に感じて可愛い声をあげ、筋張る雪美の背中を見つめていると底知れぬ支配感に襲われる… あー、やばいな、ゾクゾクする… ゆきの中は堪らない。この支配感だけで達してしまいそうだ。



「さく、おく、な… な、か… // 」



乱れ続ける雪美は咲夜の動きに合わせて自ら腰を振り、甘い声を漏らし何度も何度も達し続けた。



今まで離れていた期間の寂しさを埋め合う様に何度も何度も身体を重ね、互いに何度も絶頂を迎え、雪美の身体から咲夜の出した白濁液が溢れ出す…



行為が終わり、睡魔から布団に潜り込みうとうとする雪美の髪を優しく撫でる咲夜。



「… このままお前を身請けする」



無罪放免が認められた今、俺は罪人でも何でもない。自信を持ってゆきを迎える事が出来る… もう絶対離さないからな。



雪美は " 嬉しい " と微笑み意識を手放した。

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