鏡と夜桜と前世の恋
奪われた自由
目を覚ました咲夜は、鈴香と蓮稀が亡くなった場所、同じ牢獄の中に居た。

咲夜が逃げないよう、牢獄から出られないように外側からはしっかりと鍵が掛けられ、監禁状態…
蓮稀の切り落とされた性器はおすずが持ち帰ったが、蓮稀の流した血痕や切り落とされた薬指は生々しく転がったまま。
ここにいると精神的拷問を受けている気分になる
" 俺もそのうち殺される "
必ず追いかけると約束したのに… ゆきとの約束、これでは守れそうにないな。
今頃ゆきは陸に… ゆきの初めては俺のはずだったのに。その日を待ち遠しく待ち望み、ずっと大切にして来たのに…
もし、ゆきまで鈴香と同じ事になったら… 自分の考えに一気に血の気が引く。
体育座りの体制で、突然震え出した咲夜は、まだ乾ききっていない蓮稀の血と蓮稀の薬指を見つめ狂ったように笑い始める。
… 咲夜の心は蓮稀同様壊れかけていた。
「なんだい、なんだい、一人で楽しそうだねえ〜」
ーー ガチャン。
牢獄の鍵が開き、狂ったように笑い続ける咲夜の前に現れたのはおすずと陽菜。
咲夜は周りが見えてないのかおすずと陽菜に見向きもせず一人で笑い続け… そんな咲夜の体を押し倒したおすずは服を脱ぎ咲夜の顔面に跨る。
「蓮稀様が亡くなったのならお前が私達の相手をするんだよ!!」
危機感を感じたのかピタリと笑うのを辞める咲夜
おすずは無理矢理自分の秘部を咲夜に舐めさせようと跨ったまま擦り付け… 一方的に腰を振り始めた。