鏡と夜桜と前世の恋
誰もが皆『蓮稀』と『咲夜』は同一人物だと思って来た、沢山話し合って来た。
蓮稀=俺、俺が仕事で源氏名を使うから前世を繰り返して、今世でも俺の名前は2個あるじゃないかと言う結論に至り今まで深く調べなかったが、蓮稀はあくまで俺の " 中にいる " だけ。
俺自身の前世は
蓮稀と3歳差の弟『咲夜』です。
蓮稀の雰囲気は、長身で柔らかい中に儚さが見え隠れする色男。
咲夜の雰囲気は、同じく長身で闇の中に強さがあるのに可愛い所のある色男。
桜で例えると『昼桜』と『夜桜』
まさに対照的な兄弟…
蓮稀と咲夜にはそれぞれ仲の良いお嬢様がいた。蓮稀と同い年の『鈴香 (すずか) 』と、咲夜の2歳年下になる『雪美 (ゆきみ)』
鈴香の雰囲気はふわふわしてるがしっかりしたお姉さんで、雪美の雰囲気は可愛いのに元気なお転婆少女。
この4人はいつも一緒。
俺 (咲夜)と雪美は『8歳』の頃に出会い、幼少期から縁談も決まっていた。どこに行っても俺に着いてくる雪美が可愛くて仕方がなく。
蓮稀と鈴香もまた歳を重ねるにつれお互いを求めて愛し合い恋仲に … 2人は雪美の事も家族同然のように慕い、可愛がってくれていた。