甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る
「それに高山チーフのように、女性にモテる男性と付き合ったら、心穏やかでいられませんよ。絶対、ないです」
「あははは」
「今日も、向こうの女性職員からアプローチされてましたよ。そんな彼氏や旦那さんを持ったら、心穏やかでいられます?朱音さん?」
「そうね。それに誰にでも優しい男だと、心配よ。自分にだけ優しくして、他の女には冷たい態度ができる男なら、結婚してもいいんだけど…はぁ…」
大きなため息をつく朱音さんは、自分と話を重ねているらしい。
「彼氏さんのこと好きなんですね」
「彼氏じゃないわよ。女なら誰でもいい男なんて、絶対にいや」
「酷いな。彼氏だと思ってるの俺だけ?こんなに朱音と一緒になりたいと乞うているのに、そうつれないと、何するかわからないよ」
朱音さんの顔が強張るし、私も驚きで口元を押さえてしまう。
なぜなら、朱音さんの隣にするりと座った相手は、多分、彼氏であろう方。
うちの社長様だったのだから。
そして、なぜか当たり前のように、私の隣には高山チーフが座りだした。
えっ、えっ、と、交互に見て軽くパニックだった。
が、高山チーフの下の名前を思い出したのだ。
「はい、デザートだよ」
「あははは」
「今日も、向こうの女性職員からアプローチされてましたよ。そんな彼氏や旦那さんを持ったら、心穏やかでいられます?朱音さん?」
「そうね。それに誰にでも優しい男だと、心配よ。自分にだけ優しくして、他の女には冷たい態度ができる男なら、結婚してもいいんだけど…はぁ…」
大きなため息をつく朱音さんは、自分と話を重ねているらしい。
「彼氏さんのこと好きなんですね」
「彼氏じゃないわよ。女なら誰でもいい男なんて、絶対にいや」
「酷いな。彼氏だと思ってるの俺だけ?こんなに朱音と一緒になりたいと乞うているのに、そうつれないと、何するかわからないよ」
朱音さんの顔が強張るし、私も驚きで口元を押さえてしまう。
なぜなら、朱音さんの隣にするりと座った相手は、多分、彼氏であろう方。
うちの社長様だったのだから。
そして、なぜか当たり前のように、私の隣には高山チーフが座りだした。
えっ、えっ、と、交互に見て軽くパニックだった。
が、高山チーフの下の名前を思い出したのだ。
「はい、デザートだよ」