甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る

背後から耳を喰まれて、甘噛みと唇での愛撫に甘ったるい声がひびいていく。

「こんなに感度いいのに不感症な訳ないだろ。俺達の相性もいいんだろな。ベットいこう、なぁ⁈」

トドメの甘噛みに頷かされて、浴室からベットまでバスタオルで拭くこともなく、2人で横たわる。

私を跨ぐ男は、濡れた髪を掻き上げて不敵に笑った。

「腰砕けになる覚悟しておけよ」

「はい?一回で終わりですよね?」

「いや、長いやつが好みなら頑張るけど、それでも一回じゃ足りない」

「えっ、ま、待ってください高山チーフ。私、久しぶりなので」

「俺も久しぶりだ…なぁ、2人きりなのに高山チーフは色気なくないか。健斗って呼べたら、嬉しすぎて早く終われるかもしれないぞ」

「が、頑張ってみます」

最初のベットの上で散々になるまで抱かれ続け、休憩とソファに逃げてもその場で抱かれ、今、窓に手をついて背後から抱かれている。

窓の外は、太陽が登ろうとするようで、薄明るい。

「もう…ヤダァ。あっ、なんで…」

「なんでって…はっ…気持ち良すぎて止まんないだよ。相性良すぎて、ふぅぅ、頭ん中バカなってる」

腰を止めれない駄犬は、一夜にして私の体を知り尽くしたようで、いいところで手を抜く。
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