甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る

「そう言ってもな…俺的に目の毒なんだよな。ちょっと待ってろ」

寝室へ行き、出してきた新品のトランクス。

「これでよかったら履いててくれ」

「いいんですか?」

「あぁ、今はボクサータイプしか履かないんだ」

「ありがとうございます」

その後、買い置きの歯ブラシをもらって、並んで歯磨きの後は、ベットへ移動。

ここまで来るとお姫様抱っこなんてものはなく、おんぶされることに可笑しくなるが、遠慮なく飛びつく。

「うわっ、飛びつくなよ」

「えへへ」

「まったく」

寝室のベットに下ろされて、腰を伸ばして、スマホを触りながらくつろいでいると、高山チーフにより、転がされる。

「ほら、うつ伏せになれ。マッサージしてやる」

「お願いします」

首からゆっくりと腰まで手のひらで撫でて、筋肉をほぐしてから、腰を中心に優しくマッサージされる。

寝不足なこともあり、気持ちよさにウトウトとしてきて眠くなる。

大きな欠伸に、高山チーフも苦笑い。

「寝てもいーぞ」

「んっ、すみません。おやすみなさい」

そう言った後、すぐに深い眠りに入ってしまっていた。

翌朝、目覚めもよくて、体の辛さも昨日に比べたら、少しはマシになった感じに、腰を撫でてみる。
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