甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る
首にある小さな引っ掻き傷を見つけるなんて、さすが、ファンだけあって目ざとく見つけるなぁと感心する。
「傷なんて気にならないぐらい猫って可愛いんですよね。でも、野良猫ですよね。消毒しました?消毒液とってきましょうか?」
「大丈夫。舐めてくれたし、ちゃんと消毒したよ」
「そういうことをするから、猫ってツンデレで可愛いんですよね」
向こうで盛り上がっている中、こちらの島が2人きりなことをいいことに、朱音さんはニヤニヤと笑っている。
「どんな猫ちゃんだったのかしら?」
「…」
睨んでも朱音さんには効き目はなく、余計に、ニタついている。
あーもう。
お昼のランチは、揶揄いに時間を潰されることになると、目を覆うのだった。
始業時間になり、皆がそれぞれに仕事を開始する。
「小柴、担当者に連絡したか?」
「あっ、今からします」
「しっかりしろ。うちに決まったからと油断してるなよ。イベント終わるまで緊張感を持て」
体を重ねても、態度は変わらない。
突然、態度を変えて仕事に影響するのは困るが、そんな言い方をしなくてもいいではないかと思うのだった。
「はい。すみませんでした。気をつけます」
「…頼むな」
「傷なんて気にならないぐらい猫って可愛いんですよね。でも、野良猫ですよね。消毒しました?消毒液とってきましょうか?」
「大丈夫。舐めてくれたし、ちゃんと消毒したよ」
「そういうことをするから、猫ってツンデレで可愛いんですよね」
向こうで盛り上がっている中、こちらの島が2人きりなことをいいことに、朱音さんはニヤニヤと笑っている。
「どんな猫ちゃんだったのかしら?」
「…」
睨んでも朱音さんには効き目はなく、余計に、ニタついている。
あーもう。
お昼のランチは、揶揄いに時間を潰されることになると、目を覆うのだった。
始業時間になり、皆がそれぞれに仕事を開始する。
「小柴、担当者に連絡したか?」
「あっ、今からします」
「しっかりしろ。うちに決まったからと油断してるなよ。イベント終わるまで緊張感を持て」
体を重ねても、態度は変わらない。
突然、態度を変えて仕事に影響するのは困るが、そんな言い方をしなくてもいいではないかと思うのだった。
「はい。すみませんでした。気をつけます」
「…頼むな」