甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る
彼女と長く続かない男
彼女という枠にも入らない私
たまたま、体の相性がよかっただけの私達…
こんな男
好きにならない
嫌い、嫌い…夢中にさせるあなたが嫌い。
あなたしか見えなくなりそうで怖い
嫌いでいないと、きっと私は壊れてしまうのに、あなたが与える快感に狂わされる。
そんな私を前にした男は、自分の唇を舐めて、更に欲情するのだ。
そのギラついた目は、まるで狙った獲物を仕留める前の獣のように見えた。
あぁ…また、この男は私を快楽に堕とし抱き潰すのだ…きっと私は、何度も、喜んで受け入れしまう…
快感は、時には、人をダメにする毒のようなもの。
少量の毒(快感)なら癒す薬にもなるが、多量の毒(快感)は人を狂わせ依存性が起こる。
彼が与えてくれる甘やかな毒(快感)なしではいられなくなるのだ。
甘やかな地獄の渦へ、今日も私は堕ちるのだろう。
ベットの上に降ろされて、私を見下ろす男に手を伸ばす。
きて…
私に狂って
執着して
愛して…
言葉にできない思いを両方の手のひらにのせて、彼の頬を挟んで引き寄せれば、自然と唇を重ね、欲情の赴くまま、2人で快楽の渦に堕ちて、私の体力が尽きるまで獣のように交わるのだ。