あのとき、君がいてくれたから
私は昔から勉強は得意だった。



誰とも話さなくていいから。



座ってペンを動かすだけで、親も、先生も褒めてくれる。




そして、結果もそれなりについてきた。



中学校に入ってからはずっと学年1位をキープしている。



でも誰かと話すことは苦手だった。



私と話しても何も楽しそうじゃない。



私が会話に入ると苦笑いしてくるみんな。



そしてどんどん離れて行く。



私が勉強が得意になったのもそれがあったからかもしれない。



花梨と春亜ははじめてできた友達だった。



出身小学校が違うから私のキャラをわかっていなかったからだと思う。



私は自室でため息をついた。

















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