ご褒美を頂戴♡


「これで、誰も見ないよ」

「ちょ、ちょっと待って!」

「待たない。さ、早く」

ハヤトが両手を広げて急かすが、オリビアは後ずさる。

「無理よ」

「大丈夫。ここには僕らしかいないよ」

「やだ、恥ずかしい」

「でも、僕に教わったから難関コースクリア出来たんじゃないか」

「そうだけど…私は断ったもの」

「そうだね。でも、このペースで練習しないと、いつまで経っても1級は取れないよ。いいの?僕に追いつけなくて」

わざと意地悪に急かすハヤトに、泣きそうになる。

「うぅ……さっきは焦るなって言ってたのに………」

「わかった、じゃあ妥協しよう」

「えっ?」

腕をぐいっと引っぱられ、そのまま首筋にキスを落とされる。

「僕がつける」

「え!待ってってば!!」

「服で隠せない場所につけてやる」

「やだ!やめて!!」

慌てて抵抗するが、ハヤトに押さえつけられてしまう。

「わがままな子にはこうだよ」

たしなめながらそのまま吸い付こうとする。ハヤトは考える時間を与えてくれない。

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