らいららい
らいららい
【新宿副都心】
守(心の声)「今日もこんな時間かぁ。たまにはハメをはずしたいなぁ」

忘年会とX'masが交際するここ新宿新都心………

(辺りの声)
「ねぇ……ひま?」

しがないサラリーマン守、賑わう街を横目に ただただ歩く。

「……ねぇ、」

「ねぇ、おっさん。」

金髪に染めた髪が印象的な少女。

「えっ?な、なんだい?」

ウロタエル中年に少女はすかさず追い撃ちをかける

「だから〜、さっきから今〜ひまかって聞いてるの〜」

なぜ食いつくのか?
訳もわからないまま
今年38になるこの田宮守は速足で逃げようとした。

「なんでにげんの〜?」

「………」

なお、速足になる守。

追い掛ける少女は足を止める事を発した。
「田宮守、38歳
荒川区西日暮里二丁目……」

「ちょっ……! な、なな………んで?
なんで……んで
僕の名前を…………
しってんの?」

意味不明な少女に足を止める以外、結論がなかった。

「つかさ〜、おっさんさっき風俗行きたいとおもってたでしょ〜」

その通りだった。
守は街の賑わいに乗せられ、ストレスのはけ口をさがしていたのだった。
もちろん行く度胸も時間もない(笑)

「なんでそんなこと考えてんの〜?」

ぶっきらぼうにいう金髪少女に答えがあるわけない。

「まぁ、いいや〜 あたしにゃ関係ないし」

守は気にしないように駅に向かって再度 歩きはじめた。



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