乳房星(たらちねぼし)−1・0
【ブラボー酔虎伝(すいこでん)】
時は、夜9時過ぎであった。
ポムじいさんがデリシャン株を買い増したと言うニュースを聞いたゆらさんは、最後のかけに出た。
この日の夜、マリンホールディングスのCEOが取り巻きの男たちを連れて新宿歌舞伎町にある会員制のナイトクラブにやって来た。
ゆらさんは、ここで最後のかけに出た。
ところ変わって、店内にて…
ゆらさんは、CEOの前で土下座をした。
CEOは、舌打ちしたあとゆらさんに対してあつかましい声で言うた。
「しつこいババァだな…」
「ババァで悪かったわね!!」
「てめえは、そないにデリシャン株がほしいのか?」
「ほしいわよ!!」
「わかった…ただし、ただではやらんぞ!!」
「どう言うことよ!!」
「わしと勝負して、わしが負けたら当社が保有している48パーセント分の株式をやる…それでどうだ!?」
「受けて立つわよ!!」
ゆらさんは、なんのためらいもなくCEOとの飲んべえ勝負を受けて立った。
テーブルの上に、デリシャン株48パーセント分の株券が置かれている。
株券の上には、『土佐鶴』が入っているタンブラーが置かれている。
十万円コースターのパロディで、株券コースター…である。
勝負は、日本酒が入っているタンブラーから始まった。
ゆらさんは、最初の一杯をラクラクのみほした。
その後、『酔鯨《すいげい》』『司牡丹《つかさぼたん》』など…
土佐の名酒が次々と出てきた。
ふたりは、次々と出てきた酒をごくごくとのみほした。
時は、深夜3時頃であった。
店内に、酒類の空びんが転がっていた。
のみくらべをしているふたりは、デイスイ状態におちいった。
「コラババァ!!もうええかげんに観念せえや!!」
「まだまだ!!」
「ほんなら最後の勝負だ!!オーイ、ピンドンもてこいや!!」
このあと、テーブルの上にドンペリのビンがボーリング状に並べられて置かれた。
ふたりは、最後の勝負『ピンドン』を始めた。
2人は、ドンペリ10本を一気に飲み干したあと、ヨレヨレの状態で悪口の言い合いをした。
その後、ゆらさんが意識を失って倒れた。
意識を失って倒れたゆらさんに対して、CEOはエラそうな口調で言うた。
「あんたは外交が下手くそやのぉ…そういうことで、48パーセント分はやらんぞ…わしらはアルコール飲料のプロやで…外交が下手くそなババァに、アルコール飲料のことを語る資格などないわ…へっ、ざまあみろ…」
その時であった。
「おぬし!!さっきの言葉をもういっぺん言うてみろ!!」
この時、CEOの前にポムじいさんがやって来た。
ポムじいさんは、ものすごい血相でCEOに凄んだ。
「ひっ、ヒイイイイイイイイ…大株主どの…」
ポムじいさんにすごまれたCEOは、すっとんきょうな声をあげて腰をぬかした。
ポムじいさんは、腰をぬかしたCEOに対して厳しい口調で言うた。
「おぬし、さっきのセリフをもういっぺん言うてみろ!!アルコール飲料のプロをなめたらアカンぜよだと…そななセリフをほざくなんて…100億年早いわ!!」
「ヒイイイイイイイイ…」
「ビール畑しか知らないド素人のオンドレに、ボジョレーを語る資格などない!!」
ポムじいさんにすごまれたCEOは、その場でひれ伏した。
「すみませんでした…すみませんでした…わしの負けだ…デリシャン株全部持ってけー!!」
ポムじいさんは、CEOさんからデリシャン株全部をぶんどったあと、その場から立ち去った。
そして、次の日の朝…
ゆらさんは、都内のホテルで目ざめた。
ぼんやりとした状態で目ざめたゆらさんに対してゆみさんがやさしく声をかけた。
「ゆら…ゆら…」
「えっ?ここ、どこやねん…」
「ホテルよ。」
「ああ!!…うち、どうやってここへ来たねん?」
「あんたはゆうべ、ナイトクラブでアホなことしたわね。」
「うち…」
「あんたはホンマにドアホやねぇ…せやけどおおきに…これで、ポムじいさんはデリシャン株のすべてを取得することができたわよ。」
「おおきに…おおきに…」
このあと、ゆらさんは厳しい現実をゆみさんから突きつけられた。
「そういうことで、明日からはまた専業主婦に戻りなさい。」
(ドタッ…ブクブク…)
厳しい現実を突きつけられたゆらさんは、口から大量の泡を吐いて気を失った。
ゆらさんはこの時、すでにダンナとリコンしていた。
ゆらさんは、今後どうやって生きていくのかな(ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ…)
ポムじいさんがデリシャン株を買い増したと言うニュースを聞いたゆらさんは、最後のかけに出た。
この日の夜、マリンホールディングスのCEOが取り巻きの男たちを連れて新宿歌舞伎町にある会員制のナイトクラブにやって来た。
ゆらさんは、ここで最後のかけに出た。
ところ変わって、店内にて…
ゆらさんは、CEOの前で土下座をした。
CEOは、舌打ちしたあとゆらさんに対してあつかましい声で言うた。
「しつこいババァだな…」
「ババァで悪かったわね!!」
「てめえは、そないにデリシャン株がほしいのか?」
「ほしいわよ!!」
「わかった…ただし、ただではやらんぞ!!」
「どう言うことよ!!」
「わしと勝負して、わしが負けたら当社が保有している48パーセント分の株式をやる…それでどうだ!?」
「受けて立つわよ!!」
ゆらさんは、なんのためらいもなくCEOとの飲んべえ勝負を受けて立った。
テーブルの上に、デリシャン株48パーセント分の株券が置かれている。
株券の上には、『土佐鶴』が入っているタンブラーが置かれている。
十万円コースターのパロディで、株券コースター…である。
勝負は、日本酒が入っているタンブラーから始まった。
ゆらさんは、最初の一杯をラクラクのみほした。
その後、『酔鯨《すいげい》』『司牡丹《つかさぼたん》』など…
土佐の名酒が次々と出てきた。
ふたりは、次々と出てきた酒をごくごくとのみほした。
時は、深夜3時頃であった。
店内に、酒類の空びんが転がっていた。
のみくらべをしているふたりは、デイスイ状態におちいった。
「コラババァ!!もうええかげんに観念せえや!!」
「まだまだ!!」
「ほんなら最後の勝負だ!!オーイ、ピンドンもてこいや!!」
このあと、テーブルの上にドンペリのビンがボーリング状に並べられて置かれた。
ふたりは、最後の勝負『ピンドン』を始めた。
2人は、ドンペリ10本を一気に飲み干したあと、ヨレヨレの状態で悪口の言い合いをした。
その後、ゆらさんが意識を失って倒れた。
意識を失って倒れたゆらさんに対して、CEOはエラそうな口調で言うた。
「あんたは外交が下手くそやのぉ…そういうことで、48パーセント分はやらんぞ…わしらはアルコール飲料のプロやで…外交が下手くそなババァに、アルコール飲料のことを語る資格などないわ…へっ、ざまあみろ…」
その時であった。
「おぬし!!さっきの言葉をもういっぺん言うてみろ!!」
この時、CEOの前にポムじいさんがやって来た。
ポムじいさんは、ものすごい血相でCEOに凄んだ。
「ひっ、ヒイイイイイイイイ…大株主どの…」
ポムじいさんにすごまれたCEOは、すっとんきょうな声をあげて腰をぬかした。
ポムじいさんは、腰をぬかしたCEOに対して厳しい口調で言うた。
「おぬし、さっきのセリフをもういっぺん言うてみろ!!アルコール飲料のプロをなめたらアカンぜよだと…そななセリフをほざくなんて…100億年早いわ!!」
「ヒイイイイイイイイ…」
「ビール畑しか知らないド素人のオンドレに、ボジョレーを語る資格などない!!」
ポムじいさんにすごまれたCEOは、その場でひれ伏した。
「すみませんでした…すみませんでした…わしの負けだ…デリシャン株全部持ってけー!!」
ポムじいさんは、CEOさんからデリシャン株全部をぶんどったあと、その場から立ち去った。
そして、次の日の朝…
ゆらさんは、都内のホテルで目ざめた。
ぼんやりとした状態で目ざめたゆらさんに対してゆみさんがやさしく声をかけた。
「ゆら…ゆら…」
「えっ?ここ、どこやねん…」
「ホテルよ。」
「ああ!!…うち、どうやってここへ来たねん?」
「あんたはゆうべ、ナイトクラブでアホなことしたわね。」
「うち…」
「あんたはホンマにドアホやねぇ…せやけどおおきに…これで、ポムじいさんはデリシャン株のすべてを取得することができたわよ。」
「おおきに…おおきに…」
このあと、ゆらさんは厳しい現実をゆみさんから突きつけられた。
「そういうことで、明日からはまた専業主婦に戻りなさい。」
(ドタッ…ブクブク…)
厳しい現実を突きつけられたゆらさんは、口から大量の泡を吐いて気を失った。
ゆらさんはこの時、すでにダンナとリコンしていた。
ゆらさんは、今後どうやって生きていくのかな(ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ…)