乳房星(たらちねぼし)−1・0
【愛・ファシネーション】
話は、それから4日後・日本時間2月8日の夕方5時半頃であった。
またところ変わって、新宮市《なんきしんぐう》にある福也《さちや》さんの実家にて…
家の大広間に章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》と日菜《ひな》の3人がいた。
この時、家にめんどくさい電話がかかってきた。
電話の応対は、日菜《ひな》が出た。
電話は、先週(1日)に職場にケータイを忘れた男性からであった。
日菜《ひな》は、ものすごくめんどくさい声で言うた。
「もしもし(男性)さん…あと一週間ピッチ貸してくださいって…あなたがデスクに置き忘れたケータイはどうしたのよ…ケータイをなくした原因は、全部あなたにあるのよ!!…人のせいにしないの!!…あなたに全部あるのです!!」
このあと、日菜《ひな》は受話器ごしにいる男性に対してガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ…と言いまくった。
「あなた、この頃生活態度が極力悪いわね!!…大事なものをなくした原因はあなたのデスクのまわりやかばんの中身をよくみなさい!!…セイリセイトンができないことが原因でケータイをなくしたのでしょ!!…いいわけ言わないの!!だからあなたにはお嫁さんが来ないのです!!…(ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ)…」
(ガチャン!!)
思い切りブチ切れた日菜《ひな》は、ケータイをなくした男性に対してどぎついお小言を言うたあと電話をガチャンと切った。
端で聞いていた章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》は、ものすごく困った声で日菜《ひな》に言うた。
「日菜《ひな》さん。」
「なによぉ〜」
「あれはいくらなんでもいい方がどぎついのじゃないの?」
「義父母《おとうさまおかあさま》!!(ケータイをなくした男性)くんは自分ひとりに非があると言う事が分からないのよ!!」
「だからと言うて、そないにどぎつい言葉で言わなくても…」
「あのね!!(ケータイをなくした男性)くんはデスク周りやかばんの中身をセイリセイトンする意思がないのよ!!だからお嫁さんが来ないのよ!!」
「だからケータイをなくしたこととお嫁さんが来るこないのウンヌンは…」
「カンケーあります!!(ケータイをなくした男性)くんの気持ちがダルいから大事なものをなくしたのよ!!…(ケータイをなくした男性)くんの気持ちがだるいから親御《おや》は(ケータイをなくした男性)くんに嫁は必要ないと言うたのよ!!」
「それは違うよ〜」
「違わないわよ!!」
「(ケータイをなくした男性)くんの身の丈に合う相手《おあいて》が近くにいないだけだよ〜」
章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》がめんどくさい声で言うたので、日菜《ひな》は思い切り怒った。
「義父母《おとうさまおかあさま》!!いいかげんにしてください!!」
この時であった。
(ジリリリリン!!)
うぐいす色のプッシュホンの着信ベルが鳴った。
「うちが出ます。」
一恵《かずえ》は、受話器を手に取ったあと話した。
「内之倉《うちのくら》でございます…ああ…広橋の奥さまですね…えっ?…すっぽかされた…もしもし、(長男)くんは(お見合い相手)さんと…きょうの5時に会う予定だったよね…うちがデートのセッティングしました…もしもし…(お見合い相手)の家にお電話いたしましょうか?はい…」
一恵《かずえ》は、白のフックを押したあと別の家に電話をした。
(プルルルルルル…カチャ…)
この時、(お見合い相手の女性)の親御《おや》が電話に出られた。
一恵《かずえ》は、受話器ごしにいるご家族に声をかけた。
「もしもし…甲斐野《かいの》さまのお宅でございますね…内之倉《うちのくら》でございますが…広橋の(長男)くんが(娘)さんにデートをすっぽかされたと言うていたので…いるのですか?…えっ?…お絵描きしているって…なんでお絵描きをしているのよ…うちは8日(きょう)の夕方5時にセッティングしたのですよ!!…それなのになんで家でお絵描きをしているのですか!?」
「貸して!!」
思い切りブチ切れた日菜《ひな》は、受話器ごしにいる相手に対してボロクソに言うた。
「もしもし!!あんたらの家はドサイテーね!!なので、広橋の家のチョーナンくんとオタクの娘さんの縁談は破棄します!!」
(ガチャン!!)
思い切りブチ切れた日菜《ひな》は、電話をガチャンと切ったあと『ああ!!むしゃくしゃする!!』と言いながらトイレへ逃げ込んだ。
章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》は、ものすごくおたついた表情であたりを見渡した。
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!
これは一体どういうことや!!
ええかげんにせえよ(激怒)
またところ変わって、新宮市《なんきしんぐう》にある福也《さちや》さんの実家にて…
家の大広間に章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》と日菜《ひな》の3人がいた。
この時、家にめんどくさい電話がかかってきた。
電話の応対は、日菜《ひな》が出た。
電話は、先週(1日)に職場にケータイを忘れた男性からであった。
日菜《ひな》は、ものすごくめんどくさい声で言うた。
「もしもし(男性)さん…あと一週間ピッチ貸してくださいって…あなたがデスクに置き忘れたケータイはどうしたのよ…ケータイをなくした原因は、全部あなたにあるのよ!!…人のせいにしないの!!…あなたに全部あるのです!!」
このあと、日菜《ひな》は受話器ごしにいる男性に対してガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ…と言いまくった。
「あなた、この頃生活態度が極力悪いわね!!…大事なものをなくした原因はあなたのデスクのまわりやかばんの中身をよくみなさい!!…セイリセイトンができないことが原因でケータイをなくしたのでしょ!!…いいわけ言わないの!!だからあなたにはお嫁さんが来ないのです!!…(ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ)…」
(ガチャン!!)
思い切りブチ切れた日菜《ひな》は、ケータイをなくした男性に対してどぎついお小言を言うたあと電話をガチャンと切った。
端で聞いていた章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》は、ものすごく困った声で日菜《ひな》に言うた。
「日菜《ひな》さん。」
「なによぉ〜」
「あれはいくらなんでもいい方がどぎついのじゃないの?」
「義父母《おとうさまおかあさま》!!(ケータイをなくした男性)くんは自分ひとりに非があると言う事が分からないのよ!!」
「だからと言うて、そないにどぎつい言葉で言わなくても…」
「あのね!!(ケータイをなくした男性)くんはデスク周りやかばんの中身をセイリセイトンする意思がないのよ!!だからお嫁さんが来ないのよ!!」
「だからケータイをなくしたこととお嫁さんが来るこないのウンヌンは…」
「カンケーあります!!(ケータイをなくした男性)くんの気持ちがダルいから大事なものをなくしたのよ!!…(ケータイをなくした男性)くんの気持ちがだるいから親御《おや》は(ケータイをなくした男性)くんに嫁は必要ないと言うたのよ!!」
「それは違うよ〜」
「違わないわよ!!」
「(ケータイをなくした男性)くんの身の丈に合う相手《おあいて》が近くにいないだけだよ〜」
章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》がめんどくさい声で言うたので、日菜《ひな》は思い切り怒った。
「義父母《おとうさまおかあさま》!!いいかげんにしてください!!」
この時であった。
(ジリリリリン!!)
うぐいす色のプッシュホンの着信ベルが鳴った。
「うちが出ます。」
一恵《かずえ》は、受話器を手に取ったあと話した。
「内之倉《うちのくら》でございます…ああ…広橋の奥さまですね…えっ?…すっぽかされた…もしもし、(長男)くんは(お見合い相手)さんと…きょうの5時に会う予定だったよね…うちがデートのセッティングしました…もしもし…(お見合い相手)の家にお電話いたしましょうか?はい…」
一恵《かずえ》は、白のフックを押したあと別の家に電話をした。
(プルルルルルル…カチャ…)
この時、(お見合い相手の女性)の親御《おや》が電話に出られた。
一恵《かずえ》は、受話器ごしにいるご家族に声をかけた。
「もしもし…甲斐野《かいの》さまのお宅でございますね…内之倉《うちのくら》でございますが…広橋の(長男)くんが(娘)さんにデートをすっぽかされたと言うていたので…いるのですか?…えっ?…お絵描きしているって…なんでお絵描きをしているのよ…うちは8日(きょう)の夕方5時にセッティングしたのですよ!!…それなのになんで家でお絵描きをしているのですか!?」
「貸して!!」
思い切りブチ切れた日菜《ひな》は、受話器ごしにいる相手に対してボロクソに言うた。
「もしもし!!あんたらの家はドサイテーね!!なので、広橋の家のチョーナンくんとオタクの娘さんの縁談は破棄します!!」
(ガチャン!!)
思い切りブチ切れた日菜《ひな》は、電話をガチャンと切ったあと『ああ!!むしゃくしゃする!!』と言いながらトイレへ逃げ込んだ。
章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》は、ものすごくおたついた表情であたりを見渡した。
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!
これは一体どういうことや!!
ええかげんにせえよ(激怒)