乳房星(たらちねぼし)−1・0
【さよならの果実たち】
時は、日本時間2月23日の正午過ぎであった。
またところ変わって、橿原神宮《かしわらじんぐう》の本殿《ほんでん》にて…
この日、ひとくみのカップルさんの神前挙式《きょしき》が厳かに行われていた。
神主様の前にいる新郎新婦《おふたり》は、福也《さちや》さんのイトコ(一恵《かずえ》のオイゴ)さんとカノジョであった。
話は、それからまた40分後のことであった。
またところ変わって、近鉄橿原神宮前駅《きんてつかしはらじんぐうまええき》のすぐ近くにあるホテルにて…
館内のエントランスホールのカフェテリアに章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》と久里子《くりこ》母子《おやこ》3人と新郎新婦《おふたり》が勤務している市役所《しょくば》の上司夫婦と39歳の男性職員《ショボクレやろう》のあわせて8人が座っていた。
テーブルの上には、ワンセット900円のケーキドリンクセットが並んでいた。
上司の奥さまは、過度に優しい声で一恵《かずえ》に言うた。
「一恵《かずえ》さん。」
「あっ、はい。」
「娘さんは、いつお戻りになられたのですか?」
「先週の終わりごろに実家《うち》に戻りました…久里子《くりこ》は…2か月前に…体調がすぐれないと言うていたのです。」
「お体の具合が悪かったのですね。」
上司の奥さまは、過度に優しい声で美亜《みあ》と章介《しょうすけ》に言うた。
「おふたりのお子さまは、大学生よね。」
美亜《みあ》は、ものすごく怒った表情で言うた。
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
一恵《かずえ》は、おたついた声で言うた。
「美亜《みあ》、落ち着いてよ〜」
美亜《みあ》は、怒った表情で一恵《かずえ》に言うた。
「あのババアがうちをグロウしたから怒った!!」
「違うわよ~…奥さまは、大学でどんなことをしているのかな〜…と聞いただけよ。」
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
「美亜《みあ》〜」
美亜《みあ》のとなりに座っている久里子《くりこ》が怒った声で一恵《かずえ》に言うた。
「おかーさんやめて!!」
「久里子《くりこ》〜」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》は大学に行くことがクツウだと言うているのよ!!」
奥さまは、心配げな表情で言うた。
「大学へ行くのがクツウって…どうかなされたのですか?」
一恵《かずえ》は、もうしわけない声で奥さまに言うた。
「すみません…美亜《みあ》と章介《しょうすけ》も体調を崩していて…休学しているのです。」
「体調を崩されていたのですね…それだったら、また再来月から行かれたらどうですか?」
この時、章介《しょうすけ》が怒った声で言うた。
「大学なんか行かねーよ!!」
奥さまは、困った声で言うた。
「どうして行かないのよ?」
「なんのために大学に行くのだよ!!」
「なんのためって、財産を作るためよ。」
「あんたがいよる意味がわかんねーんだよ!!」
「だから、楽しい時間を過ごすことを言ってるのよ。」
奥さまが言うた言葉に対して、久里子《くりこ》が怒った声で言うた。
「寝ぼけたことを言わないでよ!!」
「久里子《くりこ》〜」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》が大学を休学した原因をババアが作ったのよ!!原因を作ったババアが上から目線でものを言うたから怒ったのよ!!」
「違うわよ~」
「違わないわよ!!」
上司の奥さまは、ものすごく困った表情で言うた。
「それじゃあ、どうするのですか?…せっかく受かった大学をやめるなんてもったいないわよ〜」
久里子《くりこ》は、ものすごく怒った声で上司夫婦を怒鳴りつけた。
「それがいかんといよんよ!!『せっかく受かった大学だから…』と言う言葉を聞くだけでヘドが出るのよ!!あんたらはうちの子どもにどうしてほしいのよ!?そのように言うのであったら、テメエの子どもを高校《ガッコー》へ押し込めてから言いなさいよ!!」
思い切りブチ切れた久里子《くりこ》は、男性職員《ショボクレやろう》の顔にケーキをぶつけたあと席から離れた。
一恵《かずえ》は、ものすごくおたついた表情上司夫婦にあやまった。
この時、上司夫婦は9年前に夫と死別《リコン》した順子《よりこ》さんのサイコン相手を男性職員《ショボクレやろう》に決めたことを伝えようとした。
しかし、久里子《くりこ》が場の雰囲気をぶち壊したので話はパーになった。
またところ変わって、橿原神宮《かしわらじんぐう》の本殿《ほんでん》にて…
この日、ひとくみのカップルさんの神前挙式《きょしき》が厳かに行われていた。
神主様の前にいる新郎新婦《おふたり》は、福也《さちや》さんのイトコ(一恵《かずえ》のオイゴ)さんとカノジョであった。
話は、それからまた40分後のことであった。
またところ変わって、近鉄橿原神宮前駅《きんてつかしはらじんぐうまええき》のすぐ近くにあるホテルにて…
館内のエントランスホールのカフェテリアに章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》と久里子《くりこ》母子《おやこ》3人と新郎新婦《おふたり》が勤務している市役所《しょくば》の上司夫婦と39歳の男性職員《ショボクレやろう》のあわせて8人が座っていた。
テーブルの上には、ワンセット900円のケーキドリンクセットが並んでいた。
上司の奥さまは、過度に優しい声で一恵《かずえ》に言うた。
「一恵《かずえ》さん。」
「あっ、はい。」
「娘さんは、いつお戻りになられたのですか?」
「先週の終わりごろに実家《うち》に戻りました…久里子《くりこ》は…2か月前に…体調がすぐれないと言うていたのです。」
「お体の具合が悪かったのですね。」
上司の奥さまは、過度に優しい声で美亜《みあ》と章介《しょうすけ》に言うた。
「おふたりのお子さまは、大学生よね。」
美亜《みあ》は、ものすごく怒った表情で言うた。
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
一恵《かずえ》は、おたついた声で言うた。
「美亜《みあ》、落ち着いてよ〜」
美亜《みあ》は、怒った表情で一恵《かずえ》に言うた。
「あのババアがうちをグロウしたから怒った!!」
「違うわよ~…奥さまは、大学でどんなことをしているのかな〜…と聞いただけよ。」
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
「美亜《みあ》〜」
美亜《みあ》のとなりに座っている久里子《くりこ》が怒った声で一恵《かずえ》に言うた。
「おかーさんやめて!!」
「久里子《くりこ》〜」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》は大学に行くことがクツウだと言うているのよ!!」
奥さまは、心配げな表情で言うた。
「大学へ行くのがクツウって…どうかなされたのですか?」
一恵《かずえ》は、もうしわけない声で奥さまに言うた。
「すみません…美亜《みあ》と章介《しょうすけ》も体調を崩していて…休学しているのです。」
「体調を崩されていたのですね…それだったら、また再来月から行かれたらどうですか?」
この時、章介《しょうすけ》が怒った声で言うた。
「大学なんか行かねーよ!!」
奥さまは、困った声で言うた。
「どうして行かないのよ?」
「なんのために大学に行くのだよ!!」
「なんのためって、財産を作るためよ。」
「あんたがいよる意味がわかんねーんだよ!!」
「だから、楽しい時間を過ごすことを言ってるのよ。」
奥さまが言うた言葉に対して、久里子《くりこ》が怒った声で言うた。
「寝ぼけたことを言わないでよ!!」
「久里子《くりこ》〜」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》が大学を休学した原因をババアが作ったのよ!!原因を作ったババアが上から目線でものを言うたから怒ったのよ!!」
「違うわよ~」
「違わないわよ!!」
上司の奥さまは、ものすごく困った表情で言うた。
「それじゃあ、どうするのですか?…せっかく受かった大学をやめるなんてもったいないわよ〜」
久里子《くりこ》は、ものすごく怒った声で上司夫婦を怒鳴りつけた。
「それがいかんといよんよ!!『せっかく受かった大学だから…』と言う言葉を聞くだけでヘドが出るのよ!!あんたらはうちの子どもにどうしてほしいのよ!?そのように言うのであったら、テメエの子どもを高校《ガッコー》へ押し込めてから言いなさいよ!!」
思い切りブチ切れた久里子《くりこ》は、男性職員《ショボクレやろう》の顔にケーキをぶつけたあと席から離れた。
一恵《かずえ》は、ものすごくおたついた表情上司夫婦にあやまった。
この時、上司夫婦は9年前に夫と死別《リコン》した順子《よりこ》さんのサイコン相手を男性職員《ショボクレやろう》に決めたことを伝えようとした。
しかし、久里子《くりこ》が場の雰囲気をぶち壊したので話はパーになった。