乳房星（たらちねぼし）−１・０

【雨のバラード】

（ザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザー…）

時は、日本時間の夜８時半頃であった。

この時、雨は１時間に５ミリ以下の弱い雨に変わった。

ゆきさんが入院している病室は、キンチョウ状態におちいった。

再び吐血したゆきさんは、最大血圧が40台に一時低下したが輸血によって再び85前後に回復した。

しかし、ベッドに横たわっているゆきさんはまだ目をさましていなかった。

ベッドのまわりにいる医師たちは、しかめた表情でゆきさんの治療に当たっていた。

（ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー…）

それから２時間後であった。

病院の救急搬送口に愛媛県の赤十字の血液運搬車が愛媛県警のパトカーに誘導される形で到着した。

パトカーと血液運搬車は、けたたましいサイレンを鳴らした状態で停車していた。

このあと、運搬車に積んでいた血小板付きの血液がクーラーボックスに入っている状態で降ろされた。

その後、ゆきさんがいる病室に運ばれた。

到着した後、血小板付きの血液の輸血を開始した。

（ザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザー…）

時は、深夜11時半頃であった。

哲人《てつと》と奈保子《なおこ》は、病室の外にあるイスに座っていた。

哲人《てつと》は、ひどく落ち込んでいた。

奈保子《なおこ》は、ひどく落ち込んでいる哲人《てつと》の背中をやさしく抱きしめた。

哲人《てつと》は、悲しげな声で奈保子《なおこ》に言うた。

「奈保子《なおこ》。」
「あなた。」
「…………」
「あなた、大丈夫？」
「…………」
「あなた。」
「オレ、どないしたらええねん…かあさんがいなくなったら…オレ…」
「あなた。」
「ううう…」
「あなた…アタシがあなたのおかあさんになるわ…アタシ、哲人《てつと》のおかあさんになるわ…」
「奈保子《なおこ》。」

奈保子《なおこ》は、白のブラウスのボタンを全部外してひらいた。

ブラウスの中から濃いグレーのブラタンクトップがあらわになった。

奈保子《なおこ》は、哲人《てつと》を両手でやさしく抱きしめたあとＧカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》に哲人《てつと》のお顔をやさしくうずめた。

「キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…」
「うううううう…奈保子《なおこ》…」
「アタシは…哲人《てつと》のおかあさんよ…哲人《てつと》のおかあさんよ…キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…」
「ううううううううううううううう…」
「キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…キュー…」

奈保子《なおこ》は、Ｇカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》に哲人《てつと》のお顔をやさしくうずめながら哲人《てつと》にやさしく呼びかけた。

哲人《てつと》は、奈保子《なおこ》のＧカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》に抱かれながら眠りについた。