乳房星(たらちねぼし)−1・0
第19話・私のハートはストップモーション
【私のハートはストップモーション】
時は、日本時間9月7日の夜7時過ぎであった。
ところ変わって、大阪市中央区城見《おおさかちゅうおうくしろみ》にあるテレビ局の中にある楽屋にて…
A班のメンバーたちは、楽屋内であわただしく動いていた。
その中で、イナ姐《ねえ》はんはぼんやりとした表情を浮かべていた。
ディレクターチェアに座っている私は、バイタルチェックを受けていた。
ゆかさんは、水銀の血圧計を使って私の血圧測定をしていた。
(ペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコン…プシュー…)
リストバンドのエアーがぬけた。
ゆかさんは、チェックシートに私の血圧値と脈拍数を記載した。
このあと、8日の深夜0時より日曜昼のディベート番組の大量収録が始まる予定である。
本来は、アメリカ・カリフォルニア州の男性弁護士さんが出演する予定だった。
ご本人さまがスケジュールの関係で出演できなくなったので、急きょ私が出演することになった。
ディレクターチェアに座っている私は、討論テーマごとの資料を読んでいた。
私のそばにいるイナ姐《ねえ》はんは、ぼんやりとした表情で私を見つめた。
イナ姐《ねえ》はんは、インチョンのパラダイスシティの中にあるホテルのキッチンつきの豪華スイートルームにいた時のことをまた思い出した。
私とニナがお風呂でイチャイチャしていた時の声を聞いた。
あわせて、シュテフィが着ていた衣服と下着をマァマが脱がしたあと黒のユニクロ水着のスイムビキニショーツに着せた〜バスルームへ一緒に行った…
…の様子を見たので、イナ姐《ねえ》はんの気持ちはぼんやりとしていた。
よーくん…
よーくんは…
ニナちゃんとシュテフィちゃんのどちらをお嫁さんにしたいの?
ジェニカちゃんとリリアンちゃんとお見合いしたのに…
ニナちゃんをお嫁さんにしたいと言うたから…
ひどく困っているのよ…
シュテフィちゃんは…
どうするのよ…
よーくん…
ねえ…
よーくん…
答えてよ…
そんな時であった。
(ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ…)
この時、私の右わきにはさんでいるオムロンの電子体温計のアラーム音が鳴った。
ゆかさんは、私のそばにいるイナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「イナさん…イナさん!!」
「(イナ姐《ねえ》はん、ぼんやりとした表情で言う)はい?」
「体温計のアラームが鳴ったわよ!!」
「えっ?」
「体温計!!」
「ああ…す、すみません〜」
ものすごくあわてた表情を浮かべているイナ姐《ねえ》はんは、私の右わきにはさんでいた体温計を取り出したあとゆかさんに私の体温を伝えた。
「えーと、34度7分です〜」
ゆかさんは、怒った表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。
「アカン、はかりなおしよ!!」
「はかりなおし?」
「はかりなおしてよ!!」
「すみません〜」
ゆかさんにどやされたイナ姐《ねえ》はんは、アタフタとした表情で『どうしよう〜』と言うた。
ゆかさんが怒った表情で『はよしてや!!』と言うた。
「イナさん!!はよしてや!!」
「どうしたらいいのよ〜」
「困ったわねもう!!…すみません〜」
ゆかさんは、アタフタした表情で私に『すみません〜』と言うたあと私に電子体温計を手渡した。
そこへ、風香《フー》ちゃんがお弁当が入っている白の大きめのキャリーを持って楽屋に入った。
「お弁当が届きました。」
「お弁当が届いたのね…みなさまにお配りしてね。」
「あっ、はい。」
このあと、風香《フー》ちゃんはメンバーたちにお弁当を配った。
イナ姐《ねえ》はんと順子《よりこ》さんは、お茶をいれる準備に入った。
メンバーたちにお弁当が行き渡ったあと、夕食に入った。
この時であった。
お茶をいれるをしているイナ姐《ねえ》はんは、またぼんやりとした表情で私を見つめた。
この時、イナ姐《ねえ》はんはニューヨークの豪華ホテルと沖縄とハワイの豪華リゾートホテルのレストランで私がお見合いをしていた様子を思い出した。
レストランのバーカウンターで、私とお嫁さん候補の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子と一緒に座っていた…
ふたりは、ひとことも語らずにお顔を見つめ合った。
その様子を見たイナ姐《ねえ》はんは、ひどくソワソワしながらつぶやいた。
よーくん…
なんでお話をしないのよ…
お話をしなかったら…
わからないわよ…
……………
えっ…
もうキス…
ちょっとよーくん…
キスは早すぎるわよ…
ねえよーくん…
なんでキスをしているのよ…
あ~ん~
ソワソワしちゃう〜
この時であった。
風香《フー》ちゃんがイナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「イナさん…イナさん!!」
「えっ?」
「お茶っ葉が下に落ちました。」
「えっ?」
風香《フー》ちゃんに声をかけられたイナ姐《ねえ》はんは、はっと気がついた。
「ああああ!!」
お茶っ葉を床に落としたイナ姐《ねえ》はんは、びっくりした声をあげた。
この時、ゆりさんがびっくりした声で言うた。
「ちょっと!!石鎚黒茶《このおちゃっぱ》は高級品よ!!」
「す、すみません〜」
「イナさん、ホンマに大丈夫なの!?」
「ごめんなさい〜」
この時、近くにいた子守女《こもりめ》さんたちがお茶っ葉の回収に入った。
イナ姐《ねえ》はんは、ひとりでおたつきながらつぶやいた。
ああ…
またやっちゃった~
どうしよう〜
日付が変わって、9月8日の深夜0時頃に日曜昼のディベート番組の大量収録が始まった。
私は、いつも通りの表情でテレビに出演していた。
私以外の7人のパネラーさんたちが過激な言葉を発したので、討論テーマと違う方向に行った。
私は、どの部分で入ればいいのかわからずにコンワクした。
ところ変わって、大阪市中央区城見《おおさかちゅうおうくしろみ》にあるテレビ局の中にある楽屋にて…
A班のメンバーたちは、楽屋内であわただしく動いていた。
その中で、イナ姐《ねえ》はんはぼんやりとした表情を浮かべていた。
ディレクターチェアに座っている私は、バイタルチェックを受けていた。
ゆかさんは、水銀の血圧計を使って私の血圧測定をしていた。
(ペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコン…プシュー…)
リストバンドのエアーがぬけた。
ゆかさんは、チェックシートに私の血圧値と脈拍数を記載した。
このあと、8日の深夜0時より日曜昼のディベート番組の大量収録が始まる予定である。
本来は、アメリカ・カリフォルニア州の男性弁護士さんが出演する予定だった。
ご本人さまがスケジュールの関係で出演できなくなったので、急きょ私が出演することになった。
ディレクターチェアに座っている私は、討論テーマごとの資料を読んでいた。
私のそばにいるイナ姐《ねえ》はんは、ぼんやりとした表情で私を見つめた。
イナ姐《ねえ》はんは、インチョンのパラダイスシティの中にあるホテルのキッチンつきの豪華スイートルームにいた時のことをまた思い出した。
私とニナがお風呂でイチャイチャしていた時の声を聞いた。
あわせて、シュテフィが着ていた衣服と下着をマァマが脱がしたあと黒のユニクロ水着のスイムビキニショーツに着せた〜バスルームへ一緒に行った…
…の様子を見たので、イナ姐《ねえ》はんの気持ちはぼんやりとしていた。
よーくん…
よーくんは…
ニナちゃんとシュテフィちゃんのどちらをお嫁さんにしたいの?
ジェニカちゃんとリリアンちゃんとお見合いしたのに…
ニナちゃんをお嫁さんにしたいと言うたから…
ひどく困っているのよ…
シュテフィちゃんは…
どうするのよ…
よーくん…
ねえ…
よーくん…
答えてよ…
そんな時であった。
(ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ…)
この時、私の右わきにはさんでいるオムロンの電子体温計のアラーム音が鳴った。
ゆかさんは、私のそばにいるイナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「イナさん…イナさん!!」
「(イナ姐《ねえ》はん、ぼんやりとした表情で言う)はい?」
「体温計のアラームが鳴ったわよ!!」
「えっ?」
「体温計!!」
「ああ…す、すみません〜」
ものすごくあわてた表情を浮かべているイナ姐《ねえ》はんは、私の右わきにはさんでいた体温計を取り出したあとゆかさんに私の体温を伝えた。
「えーと、34度7分です〜」
ゆかさんは、怒った表情でイナ姐《ねえ》はんに言うた。
「アカン、はかりなおしよ!!」
「はかりなおし?」
「はかりなおしてよ!!」
「すみません〜」
ゆかさんにどやされたイナ姐《ねえ》はんは、アタフタとした表情で『どうしよう〜』と言うた。
ゆかさんが怒った表情で『はよしてや!!』と言うた。
「イナさん!!はよしてや!!」
「どうしたらいいのよ〜」
「困ったわねもう!!…すみません〜」
ゆかさんは、アタフタした表情で私に『すみません〜』と言うたあと私に電子体温計を手渡した。
そこへ、風香《フー》ちゃんがお弁当が入っている白の大きめのキャリーを持って楽屋に入った。
「お弁当が届きました。」
「お弁当が届いたのね…みなさまにお配りしてね。」
「あっ、はい。」
このあと、風香《フー》ちゃんはメンバーたちにお弁当を配った。
イナ姐《ねえ》はんと順子《よりこ》さんは、お茶をいれる準備に入った。
メンバーたちにお弁当が行き渡ったあと、夕食に入った。
この時であった。
お茶をいれるをしているイナ姐《ねえ》はんは、またぼんやりとした表情で私を見つめた。
この時、イナ姐《ねえ》はんはニューヨークの豪華ホテルと沖縄とハワイの豪華リゾートホテルのレストランで私がお見合いをしていた様子を思い出した。
レストランのバーカウンターで、私とお嫁さん候補の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子と一緒に座っていた…
ふたりは、ひとことも語らずにお顔を見つめ合った。
その様子を見たイナ姐《ねえ》はんは、ひどくソワソワしながらつぶやいた。
よーくん…
なんでお話をしないのよ…
お話をしなかったら…
わからないわよ…
……………
えっ…
もうキス…
ちょっとよーくん…
キスは早すぎるわよ…
ねえよーくん…
なんでキスをしているのよ…
あ~ん~
ソワソワしちゃう〜
この時であった。
風香《フー》ちゃんがイナ姐《ねえ》はんに声をかけた。
「イナさん…イナさん!!」
「えっ?」
「お茶っ葉が下に落ちました。」
「えっ?」
風香《フー》ちゃんに声をかけられたイナ姐《ねえ》はんは、はっと気がついた。
「ああああ!!」
お茶っ葉を床に落としたイナ姐《ねえ》はんは、びっくりした声をあげた。
この時、ゆりさんがびっくりした声で言うた。
「ちょっと!!石鎚黒茶《このおちゃっぱ》は高級品よ!!」
「す、すみません〜」
「イナさん、ホンマに大丈夫なの!?」
「ごめんなさい〜」
この時、近くにいた子守女《こもりめ》さんたちがお茶っ葉の回収に入った。
イナ姐《ねえ》はんは、ひとりでおたつきながらつぶやいた。
ああ…
またやっちゃった~
どうしよう〜
日付が変わって、9月8日の深夜0時頃に日曜昼のディベート番組の大量収録が始まった。
私は、いつも通りの表情でテレビに出演していた。
私以外の7人のパネラーさんたちが過激な言葉を発したので、討論テーマと違う方向に行った。
私は、どの部分で入ればいいのかわからずにコンワクした。