乳房星(たらちねぼし)−1・0
【一粒の砂】
またところ変わって、宮崎市旭《しないあさひ》にある宮崎県警本部にて…
ママは、館内にある取り調べ室にいた。
ママは、10人の刑事たちからあれこれとめんどいことをたずねられたのでうんざりしていた。
刑事たちは、ママに対して事件が発生した8月19日の晩はどこにいたとしつようにたずねた。
ママは、気が狂いそうな声で刑事たちに答えた。
「アタシは知りません!!」
刑事たちは、ママに対して困った声で言うた。
「私たちは、あなたを容疑者だとは言うてませんよ〜」
「それなら解放してよ!!」
「ですが、あなたが殺された升岡《ますおか》さんの知人であるから…」
「アタシが升岡《ますおか》さん(ホステスの女)を殺したと言いたいのでしょ!!」
「そんなことは言うてませんよ〜」
「だったら解放してよ!!」
「ですが、升岡《ますおか》さんのことを一番に知っているのはあなたしかいないのですよ~」
ママは、怒った声で刑事たちに言うた。
「そんなにアタシを容疑者にしたいのね…あなたたちは何がほしいのよ!?」
「何がほしいって?」
「あんたたちはカネがほしいのでしょ…」
「違いますよ〜」
「それじゃあ、なにがほしいのよ!?」
「なにがほしいって…」
「賞状がほしいのでしょ…」
「それもあるけど…」
「やっぱりそうよね…警視総監《めうえのひと》から賞状をもらうためなら、無実の人間を容疑者にするのね!!」
「そんなことはしません!!」
「居直らないでよクソバカ公務員《コネヤロー》!!あんたらは学生運動をするために大学に行ったのでしょ…シューカツせずに華のキャンパスライフをオウカした…卒業間際になって、親に対してピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーと泣きわめいた末に警官になった…だからあんたらはバカなのよ!!…温和な環境で育ったあんたらはものすごくイラつくのよ!!コネ野郎!!ナマケモノ!!」
ママからボロクソになじられた刑事たちは、ひどくうろたえた。
捜査一課長《いっかちょう》のワッペンをつけている刑事は、はだしの足にスコーピオン(水虫の薬)をつけていた。
端にいた刑事が捜査一課長《いっかちょう》に対して困った声で言うた。
「ちょっと捜査一課長《いっかちょう》!!」
「なんやねん。」
「水虫の薬をつけるのはあとにしてください!!」
「待って〜な…足がかゆいねん…」
「捜査一課長《いっかちょう》!!」
捜査一課長《いっかちょう》は、水虫の薬をつけながらママに言うた。
「あんたね…片意地はらずにワシラの問いに答えろよ…」
捜査一課長《いっかちょう》は、イスから立ち上がったあとズボンとトランクスをおろした。
そして、インキンタムシがかゆい部分にスコーピオンをぬりながらママに言うた。
「事件が発生した8月19日の夜は、どこにいたのだ?」
ママは、怒った声で捜査一課長《いっかちょう》に言うた。
「ちょっと!!インキンタムシがかゆい部分に薬をぬりながらものを言わないでよ!!」
捜査一課長《いっかちょう》は、つらい声でママに言うた。
「そないに怒らんといてーな…」
端にいた刑事が捜査一課長《いっかちょう》に言うた。
「捜査一課長《いっかちょう》、ズボンあげてください!!」
「かゆいねん…」
捜査一課長《いっかちょう》がミズムシインキンタムシがかゆいことが原因で事情聴取はいったん取りやめにした。
それからまた5分後であった。
愛媛県警本部《けんけいほんぶ》から、ママのミガラを松山東警察署《ひがしけいさつしょ》へ護送せよと言う命令が下った。
これにより、ママは松山東警察署《ひがししょ》にコウリュウされることが決定した。
8月28日の昼前であった。
ママは、白のニッサンキャラバンの護送車に警察官たちと一緒に乗り込んだ。
それから数分後に、護送車は30台の白バイに囲まれる形で宮崎県警本部から出発した。
護送車は、県警から出発したあと一ツ葉道路(有料道路)を通って宮崎空港へ向かった。
宮崎空港に到着した後は、空路で松山へ移動する予定であった。
護送車が大淀川にかかる大橋を走行していた時であった。
この時、死角の部分にヒットマンが潜んでいた。
(ピピッ…ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ…キュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーン…)
ヒットマンがかまえている銃に取り付けられている電子スコープに30台の白バイと白バイに囲まれている護送車が映っていた。
(ピピピピピピピピピピピピピピピピ…)
照準があったことを知らせる電子音が鳴った。
そして…
(ズドーン!!ズドーン!!)
30台の白バイが銃で次々と撃たれたあと、次々とテントウした。
(ズドーン!!キキキキキキキキキキキキキキキ!!)
この時、護送車の前輪《タイヤ》にダンガンが当たった。
そのはずみで、護送車が急停車した。
(ワーッ!!ドスンドスンドスンドスンドスン!!ガシャーン!!)
このあと、ヤクザの男たち3〜4人がワーッと叫びがなら護送車に向かって来た。
そして、破壊力の強いハンマーで車両を壊した。
(バタン!!)
この時、反対側の扉が開いた。
同時に、ママが車から逃げ出した。
「アニキ!!」
「ああ!!」
「待たんかいコラ!!」
3〜4人の男は、凶器を捨てたあと逃げ出したママを追いかけた。
ママは、ケーサツだけでなくヤクザの男たちからも追われる立場になった。
その一方で、事件に使われた凶器が発見されていないなどの問題が生じた。
愛媛県警《けんけい》は苦戦を強いられた。
それから7年後であった。
ママの親族がお役所にシッソウセンコクを提出した。
これにより、ママは家の戸籍から外された上に死亡したことになった。
また、その一方で愛媛県警《けんけい》は逃走中のウクダカナコに対して強盗殺人罪で逮捕することを決定した。
ママにシッソウセンコクが出されたので、私はママと会うなと厳命された。
ママは、館内にある取り調べ室にいた。
ママは、10人の刑事たちからあれこれとめんどいことをたずねられたのでうんざりしていた。
刑事たちは、ママに対して事件が発生した8月19日の晩はどこにいたとしつようにたずねた。
ママは、気が狂いそうな声で刑事たちに答えた。
「アタシは知りません!!」
刑事たちは、ママに対して困った声で言うた。
「私たちは、あなたを容疑者だとは言うてませんよ〜」
「それなら解放してよ!!」
「ですが、あなたが殺された升岡《ますおか》さんの知人であるから…」
「アタシが升岡《ますおか》さん(ホステスの女)を殺したと言いたいのでしょ!!」
「そんなことは言うてませんよ〜」
「だったら解放してよ!!」
「ですが、升岡《ますおか》さんのことを一番に知っているのはあなたしかいないのですよ~」
ママは、怒った声で刑事たちに言うた。
「そんなにアタシを容疑者にしたいのね…あなたたちは何がほしいのよ!?」
「何がほしいって?」
「あんたたちはカネがほしいのでしょ…」
「違いますよ〜」
「それじゃあ、なにがほしいのよ!?」
「なにがほしいって…」
「賞状がほしいのでしょ…」
「それもあるけど…」
「やっぱりそうよね…警視総監《めうえのひと》から賞状をもらうためなら、無実の人間を容疑者にするのね!!」
「そんなことはしません!!」
「居直らないでよクソバカ公務員《コネヤロー》!!あんたらは学生運動をするために大学に行ったのでしょ…シューカツせずに華のキャンパスライフをオウカした…卒業間際になって、親に対してピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーと泣きわめいた末に警官になった…だからあんたらはバカなのよ!!…温和な環境で育ったあんたらはものすごくイラつくのよ!!コネ野郎!!ナマケモノ!!」
ママからボロクソになじられた刑事たちは、ひどくうろたえた。
捜査一課長《いっかちょう》のワッペンをつけている刑事は、はだしの足にスコーピオン(水虫の薬)をつけていた。
端にいた刑事が捜査一課長《いっかちょう》に対して困った声で言うた。
「ちょっと捜査一課長《いっかちょう》!!」
「なんやねん。」
「水虫の薬をつけるのはあとにしてください!!」
「待って〜な…足がかゆいねん…」
「捜査一課長《いっかちょう》!!」
捜査一課長《いっかちょう》は、水虫の薬をつけながらママに言うた。
「あんたね…片意地はらずにワシラの問いに答えろよ…」
捜査一課長《いっかちょう》は、イスから立ち上がったあとズボンとトランクスをおろした。
そして、インキンタムシがかゆい部分にスコーピオンをぬりながらママに言うた。
「事件が発生した8月19日の夜は、どこにいたのだ?」
ママは、怒った声で捜査一課長《いっかちょう》に言うた。
「ちょっと!!インキンタムシがかゆい部分に薬をぬりながらものを言わないでよ!!」
捜査一課長《いっかちょう》は、つらい声でママに言うた。
「そないに怒らんといてーな…」
端にいた刑事が捜査一課長《いっかちょう》に言うた。
「捜査一課長《いっかちょう》、ズボンあげてください!!」
「かゆいねん…」
捜査一課長《いっかちょう》がミズムシインキンタムシがかゆいことが原因で事情聴取はいったん取りやめにした。
それからまた5分後であった。
愛媛県警本部《けんけいほんぶ》から、ママのミガラを松山東警察署《ひがしけいさつしょ》へ護送せよと言う命令が下った。
これにより、ママは松山東警察署《ひがししょ》にコウリュウされることが決定した。
8月28日の昼前であった。
ママは、白のニッサンキャラバンの護送車に警察官たちと一緒に乗り込んだ。
それから数分後に、護送車は30台の白バイに囲まれる形で宮崎県警本部から出発した。
護送車は、県警から出発したあと一ツ葉道路(有料道路)を通って宮崎空港へ向かった。
宮崎空港に到着した後は、空路で松山へ移動する予定であった。
護送車が大淀川にかかる大橋を走行していた時であった。
この時、死角の部分にヒットマンが潜んでいた。
(ピピッ…ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ…キュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーンキュイーン…)
ヒットマンがかまえている銃に取り付けられている電子スコープに30台の白バイと白バイに囲まれている護送車が映っていた。
(ピピピピピピピピピピピピピピピピ…)
照準があったことを知らせる電子音が鳴った。
そして…
(ズドーン!!ズドーン!!)
30台の白バイが銃で次々と撃たれたあと、次々とテントウした。
(ズドーン!!キキキキキキキキキキキキキキキ!!)
この時、護送車の前輪《タイヤ》にダンガンが当たった。
そのはずみで、護送車が急停車した。
(ワーッ!!ドスンドスンドスンドスンドスン!!ガシャーン!!)
このあと、ヤクザの男たち3〜4人がワーッと叫びがなら護送車に向かって来た。
そして、破壊力の強いハンマーで車両を壊した。
(バタン!!)
この時、反対側の扉が開いた。
同時に、ママが車から逃げ出した。
「アニキ!!」
「ああ!!」
「待たんかいコラ!!」
3〜4人の男は、凶器を捨てたあと逃げ出したママを追いかけた。
ママは、ケーサツだけでなくヤクザの男たちからも追われる立場になった。
その一方で、事件に使われた凶器が発見されていないなどの問題が生じた。
愛媛県警《けんけい》は苦戦を強いられた。
それから7年後であった。
ママの親族がお役所にシッソウセンコクを提出した。
これにより、ママは家の戸籍から外された上に死亡したことになった。
また、その一方で愛媛県警《けんけい》は逃走中のウクダカナコに対して強盗殺人罪で逮捕することを決定した。
ママにシッソウセンコクが出されたので、私はママと会うなと厳命された。