乳房星(たらちねぼし)−1・0
【化石の森】
(ブロロロロ…)
時は、10月10日の正午過ぎだった。
私は、城崎温泉街《おんせんがい》から20数キロ離れた地点で長距離トラックをヒッチハイクしたあと再び旅に出た。
トラックは、国道9号線を通って福知山方面へ向かった。
午後1時半頃であった。
トラックは、兵庫県朝来市和田山《あさごしわだやま》にあるコカ・コーラの工場の敷地に到着した。
ショルダーバッグを持ってトラックから降りた私は、ヒッチハイクする場所を探して歩き回った。
ゆうべ私は、旅館のとなりの部屋で番頭《ばんと》はんとヤクザ連中たちがえげつない話をしていたのを聞いた。
ヤツラが私を追いかけているかもしれない…
急がなきゃ…
仕事に必要な資格と修士号・博士号の証書とアメリカ三軍の提督までの位と陸自少年工科学校《りくじのダンシコー》と防衛大学校で支給された大金(全額貯蓄されている)とイワマツの財産一式がないと仕事ができない…
あっても、ひとりの力だけではできない…
大番頭《おおばんと》はんたちがいないと困る…
大番頭《おおばんと》はんたちの居場所を一番知ってるドナ姐《ねえ》はんがいないので、なお困る…
その上に、番頭《ばんと》はんに目ぇつけられたのでさらにややこしくなった…
急げ…
時間がない…
(ブロロロロ…)
時は、夜10時過ぎであった。
私は、朝来市内《しない》の国道9号線沿いにあるマクドナルドの駐車場で長距離トラックをヒッチハイクしたあと再び旅に出た。
トラックは、日付けが変わって10月11日深夜0時過ぎに福知山市厚《フクチヤマシアツ》の国道9号線沿いにある終夜営業のラーメン屋の駐車場に到着した。
(グー…)
ショルダーバッグを持ってトラックから降りた私のお腹から空腹を知らせる音が鳴った。
ああ…
腹減った…
ラーメンくいてー…
腹がへった私は、ラーメン店へ向かって歩いた。
ところ変わって、ラーメン屋の中にて…
私は、おでんとぎょうざダブル(12個入り)と白ごはんでお夜食を食べながら週刊プレイボーイ(週刊誌)を読んでいた。
店には、数人の運転手《うんちゃん》たちがいた。
数人の運転手《うんちゃん》たちは、ラーメンをずるずると音を立てて食べていた。
お夜食を食べながら週刊プレイボーイを読んでいる私は、黒田美礼《くろだみれい》ちゃんの水着グラビアを見てコーフンしていた。
95のIカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》とスレンダーの水着《ビキニ》が似合う女の子であった。
黒田美礼《くろだみれい》ちゃんみたいな極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子が私のお嫁さんだったらいいのに…
私は、そうつぶやいたあと大きくため息をついた。
男ひとりで生きていくのはものすごくしんどい…
お嫁さんがいないと、生きて行くことができない…
私は、そうつぶやきながら雑誌のページをひらいた。
私は、90年のプレイメイトジャパンの青木クリスさんのヌードグラビアをひらいて見た。
しかし、2ページだけ見てすぐに閉じた。
やっぱり…
生身の裸体《ぬくもり》じゃないとだめだ…
グラビアだけでガマンしろなんて…
無理だよ…
私は、そうつぶやいたあと食べかけのごはんを食べた。
時は、深夜3時過ぎだった。
私は、敷地内にあるコインランドリーの店内に設置されているベンチに座っていた。
私は、ショルダーバッグの中に入っていたソニーの携帯ラジオでラジオを聴いていた。
イヤホンからNHKラジオ第一放送で放送されている『ラジオ深夜便』の3時台のコーナー『日本の歌・こころの歌』が聴こえていた。
この日は、筒美京平先生の作曲した歌がたくさん流れていた。
『ブルーライト・ヨコハマ』『また会う日まで』『木綿のハンカチーフ』『とんでイスタンブール』『たそがれマイ・ラブ』『魅せられて』『スニーカーぶるうす』『愛しつづけるボレロ』『romantic(ロマンティック)が止まらない』…
…たくさんの歌が流れていた。
深夜3時47分頃に、柏原芳恵《かしわばらよしえ》さんの歌で『化石の森』が流れた。
歌を聴いている私は、せつない表情を浮かべながらつぶやいた。
お嫁さんがいないと生きていくことができないよぅ…
だけど…
私の近くに…
年ごろの女性が…
ひとりもいない…
つらい…
おんまくつらい…
悲しい…
「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…お嫁さんがほしいよ…ひとりで生きて行くことができない…いないと生きて行けないよ…ううううううううううううううううううううううううううう…」
歌を聴いている私は、泣くだけ泣いた。
けれど、それで気がすんだわけではなかった。
けれど…
泣くのをこらえるのは、もっとつらい…
…………
時は、10月10日の正午過ぎだった。
私は、城崎温泉街《おんせんがい》から20数キロ離れた地点で長距離トラックをヒッチハイクしたあと再び旅に出た。
トラックは、国道9号線を通って福知山方面へ向かった。
午後1時半頃であった。
トラックは、兵庫県朝来市和田山《あさごしわだやま》にあるコカ・コーラの工場の敷地に到着した。
ショルダーバッグを持ってトラックから降りた私は、ヒッチハイクする場所を探して歩き回った。
ゆうべ私は、旅館のとなりの部屋で番頭《ばんと》はんとヤクザ連中たちがえげつない話をしていたのを聞いた。
ヤツラが私を追いかけているかもしれない…
急がなきゃ…
仕事に必要な資格と修士号・博士号の証書とアメリカ三軍の提督までの位と陸自少年工科学校《りくじのダンシコー》と防衛大学校で支給された大金(全額貯蓄されている)とイワマツの財産一式がないと仕事ができない…
あっても、ひとりの力だけではできない…
大番頭《おおばんと》はんたちがいないと困る…
大番頭《おおばんと》はんたちの居場所を一番知ってるドナ姐《ねえ》はんがいないので、なお困る…
その上に、番頭《ばんと》はんに目ぇつけられたのでさらにややこしくなった…
急げ…
時間がない…
(ブロロロロ…)
時は、夜10時過ぎであった。
私は、朝来市内《しない》の国道9号線沿いにあるマクドナルドの駐車場で長距離トラックをヒッチハイクしたあと再び旅に出た。
トラックは、日付けが変わって10月11日深夜0時過ぎに福知山市厚《フクチヤマシアツ》の国道9号線沿いにある終夜営業のラーメン屋の駐車場に到着した。
(グー…)
ショルダーバッグを持ってトラックから降りた私のお腹から空腹を知らせる音が鳴った。
ああ…
腹減った…
ラーメンくいてー…
腹がへった私は、ラーメン店へ向かって歩いた。
ところ変わって、ラーメン屋の中にて…
私は、おでんとぎょうざダブル(12個入り)と白ごはんでお夜食を食べながら週刊プレイボーイ(週刊誌)を読んでいた。
店には、数人の運転手《うんちゃん》たちがいた。
数人の運転手《うんちゃん》たちは、ラーメンをずるずると音を立てて食べていた。
お夜食を食べながら週刊プレイボーイを読んでいる私は、黒田美礼《くろだみれい》ちゃんの水着グラビアを見てコーフンしていた。
95のIカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》とスレンダーの水着《ビキニ》が似合う女の子であった。
黒田美礼《くろだみれい》ちゃんみたいな極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子が私のお嫁さんだったらいいのに…
私は、そうつぶやいたあと大きくため息をついた。
男ひとりで生きていくのはものすごくしんどい…
お嫁さんがいないと、生きて行くことができない…
私は、そうつぶやきながら雑誌のページをひらいた。
私は、90年のプレイメイトジャパンの青木クリスさんのヌードグラビアをひらいて見た。
しかし、2ページだけ見てすぐに閉じた。
やっぱり…
生身の裸体《ぬくもり》じゃないとだめだ…
グラビアだけでガマンしろなんて…
無理だよ…
私は、そうつぶやいたあと食べかけのごはんを食べた。
時は、深夜3時過ぎだった。
私は、敷地内にあるコインランドリーの店内に設置されているベンチに座っていた。
私は、ショルダーバッグの中に入っていたソニーの携帯ラジオでラジオを聴いていた。
イヤホンからNHKラジオ第一放送で放送されている『ラジオ深夜便』の3時台のコーナー『日本の歌・こころの歌』が聴こえていた。
この日は、筒美京平先生の作曲した歌がたくさん流れていた。
『ブルーライト・ヨコハマ』『また会う日まで』『木綿のハンカチーフ』『とんでイスタンブール』『たそがれマイ・ラブ』『魅せられて』『スニーカーぶるうす』『愛しつづけるボレロ』『romantic(ロマンティック)が止まらない』…
…たくさんの歌が流れていた。
深夜3時47分頃に、柏原芳恵《かしわばらよしえ》さんの歌で『化石の森』が流れた。
歌を聴いている私は、せつない表情を浮かべながらつぶやいた。
お嫁さんがいないと生きていくことができないよぅ…
だけど…
私の近くに…
年ごろの女性が…
ひとりもいない…
つらい…
おんまくつらい…
悲しい…
「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…お嫁さんがほしいよ…ひとりで生きて行くことができない…いないと生きて行けないよ…ううううううううううううううううううううううううううう…」
歌を聴いている私は、泣くだけ泣いた。
けれど、それで気がすんだわけではなかった。
けれど…
泣くのをこらえるのは、もっとつらい…
…………