乳房星(たらちねぼし)−1・0
【幸せの一番星】
時は、夜7時半頃であった。
特大広間にイワマツグループのA・B・Cの3班のメンバーたちとポムじいさんとゆみさんとエレンさんといととゆらさんと遥輝《はるき》・桃子《ももこ》の夫婦とまきたくみ夫婦と和利《かずとし》日菜《ひな》の夫婦と奈保子《なおこ》が集まっていた。
テーブルの上には、奈保子《なおこ》が作った晩ごはんが並んでいた。
きょうの晩ごはんは、かれいの煮付けとさつまいもとたことかぼちゃの煮物ときんぴらごぼうとほうれん草のおひたしとひじきと麦みそのみそ汁と白ごはんである。
テーブルの真ん中にたくあんが盛られている大皿が置かれていた。
マァマは、私が食べるかれいの煮付けの身をさばいていた。
「はいよーくん、できたよ。」
マァマは、私に身がさばけたかれいの煮付けをゆっくりと渡した。
私は、なにも言わずにゆっくりとごはんを食べた。
みんながゆっくりとごはんを食べている中でゆらさんはパクパクと食べていた。
この時、ポムじいさんが砥部焼きのお茶わんを奈保子《なおこ》にゆっくりと差し出しながら『おかわり』と言うた。
奈保子《なおこ》は、なにも言わずに白ごはんを砥部焼きのお茶わんについだあとポムじいさんにゆっくりと手渡した。
「うむ…」
ポムじいさんは、ごはんが盛られているお茶わんを受け取ったあとはしでつまんだきんぴらごぼうをごはんの上にのせた。
この時、ゆらさんが大皿に盛られているたくあんをはしでつまんだあと直接おくちに入れようとした。
それを見たいとが怒った声でゆらさんに言うた。
「ゆら!!」
「なんやねんもう〜」
「『なんやねんもう〜』じゃないでしょあんたは!!大皿に盛られているたくあんは、一度小皿にのせてから食べなさいと言うたでしょ!!はしたないまねしられん!!」
ごはんを食べているポムじいさんは、ゆらさんに対して『一度小皿にのせてから食べろ!!』ときびしい声で言うた。
ゆらさんは『なんやねんもう…ケチ…』と言うた。
ポムじいさんは、怒った声でゆらさんに言うた。
「わしのどこがケチだ!!」
ゆらさんは、怒った声で『ケチをケチと言うたらアカンのか!?』とポムじいさんに言い返した。
ポムじいさんは、ゆらさんに対して『なんやコラ!!』と怒った声で言い返した。
見かねたゆかさんが怒った声で言うた。
「ちょっと!!みんなが晩ごはんを食べている時にケンカしないでよ!!」
ゆらさんは、ナマイキな表情でゆかさんに言うた。
「せやかて、ポムじいさんがうちにケチと言うたねん!!」
ポムじいさんは、怒った声でゆらさんに言い返した。
「わしはケチじゃない!!」
「なんやねんもう!!」
「なんだコラ!!」
「ポムじいさん!!やめてよ!!」
この時、ゆみさんがポムじいさんを止めた。
ゆかさんは、ものすごく怒った声でゆらさんに言うた。
「ゆら!!」
「なんやねんゆかねーちゃん〜」
「ポムじいさんにあやまりなさいよ!!」
「なんであやまらなアカンねん…」
「ゆら!!」
「ゆか!!やめなよ!!」
この時、ゆりさんがゆかさんを止めた。
「おねーちゃん!!ゆらにきびしく言うてよ!!」
「分かってるわよ!!…あんたは頭に血が昇ったらカーッとなりやすいからやめてよ!!」
ゆかさんをなだめたゆりさんは、ゆらさんに対して怒った声で言うた。
「ゆら!!」
「ゆりねーちゃんまでなんやねん〜」
「あんたこの頃くちが悪いわよ!!」
「うちのどこが悪い言うねん!!」
「ますますはぐいたらしいわね!!ゆら!!」
この時、ゆりさんの近くにいたゆなさんがゆりさんを止めた。
「ゆりねーちゃんもやめてよ!!」
「分かってるわよ!!」
「そう言った話は、晩ごはんを食べてからにしてよ!!」
ゆらさんがつらそうな声で『なんやねんもう…うちしんどいねん~』と言うたので、ゆかさんが思い切りブチ切れた。
そのタイミングで、付き人軍団の男たち3000人が特大広間にやって来た。
このあと、出発準備などを始めた。
「やかましいドアホ!!もめ事の原因を作ったゆらがなに言うてんねん!!あんたはどこのどこまでデリカシーのない子よ!!うちらが世界各地を回ってビジネスに取り組んでいる時に、あんたはサンショクヒルネツキのグータラな暮らしをしているじゃないのよ!!ゆらひとりのせいで予定変更をしいられたうちらをグロウしたから、もう許さないわよ!!」
ゆかさんに思い切り怒鳴られたゆらさんは、ゆかさんに飛びかかって行った。
思い切りブチ切れたゆらさんは、ゆかさんの髪の毛を両手でつかんだ。
「いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい…」
「なんやねんゆかねーちゃん!!うちのどこがデリカシーのない子よ!!」
「髪の毛を引っぱんないでよ!!」
思い切りブチ切れたゆかさんは、ゆらさんを両手で突き飛ばした。
「ゆかねーちゃんこそなんやねん!!」
ゆらさんも負けじと反撃した。
「やったわね!!」
ゆかさんは、両手でゆらさんを突き飛ばした。
尻もちをついたゆらさんは、右手に作ったこぶしをふりあげながらゆかさんに言うた。
「ゆかねーちゃんのわからず屋!!」
「どついたろか!!」
「もうどついてるじゃないのよ!!」
思い切りブチ切れたゆかさんとゆらさんは、取っ組み合いの大ゲンカを始めた。
この時、遥輝《はるき》が止めに入った。
「ゆかねーさん!!ゆらねーさん!!やめてください!!」
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「やかましい!!ドアホはあんたよ!!」
「ふたりともおだやかに話し合いをしてください!!」
「おだやかに話し合いなんかできないわよ!!」
「その原因を作ったのはあんたでしょ!!」
「あわわわ!!」
(ドーン!!)
ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされた遥輝《はるき》は、じゅらくのカベに背中をぶつけた。
このあと、和利《かずとし》がゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「ふたりとも落ち着いて話し合いをしてください!!」
「落ち着いて話なんかできんねん!!」
「ますますはぐいたらしいわね!!」
「ゆかねーちゃんこそはぐいたらしいねん!!」
「やめてください!!あわわわ~」
(バーン!!)
和利《かずとし》は、じゅらくのカベに正面衝突したあとその場に倒れた。
和利《かずとし》は、鼻血がたくさんあふれている状態で起き上がった。
このあと、遥輝《はるき》と和利《かずとし》とたくみの3人がゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「ゆかねーさん!!ゆらねーさん!!」
「ふたりともやめてください!!」
「おだやかに話し合いをしてください!!」
「おだやかに話し合いなんかできないわよ!!」
「やかましい!!もめ事の原因を作っておいてなに言うてんねん!!」
「わあああああああああああああ!!」
(ドーン!!ガシャーン!!バリバリバリバリバリバリバリバリ!!)
たくみは、近くに置かれていた仏壇にぶつかった。
そのはずみで、仏壇がカベを突き破って倒れたあとめちゃくちゃに大破した。
(バーン!!メリメリメリメリ!!バターン!!)
遥輝《はるき》とたくみは、じゅらくのカベに背中をぶつけた。
そのはずみで天井が抜け落ちた。
抜け落ちた天井が遥輝《はるき》とたくみの顔面を直撃した。
遥輝《はるき》とたくみの顔は、左目にあおぢができたと同時に鼻から大量の血があふれ出た。
髪の毛は、逆立った状態になった。
この時、まきがゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「ふたりともやめてください!!」
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァ!!」
(バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!)
ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされたまきは、頭からしょうじにダイブした。
そのはずみで、しょうじが大破した。
ところ変わって、台所にて…
思い切りブチ切れたゆかさんとゆらさんは、付近にあった食材を投げつけて攻撃した。
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「やかましい!!もめ事の原因を作っておいてなに言うてんねん!!」
「ふたりともやめてください!!」
「やめてください!!」
この時、和利《かずとし》と日菜《ひな》の夫婦がゆかさんとゆらさんを止めに入った。
しかし…
「いたいいたいいたいいたい!!」
「やめてください!!」
和利《かずとし》と日菜《ひな》は、ゆかさんとゆらさんの食材攻撃を受けまくった。
その後、ゆらさんが大きなケーキを手にしたあとゆかさんに向けて投げつけた。
「ゆかねーちゃんのわからず屋!!」
「やめて!!」
(ベト!!)
ゆらさんが投げたケーキが日菜《ひな》を直撃した。
日菜《ひな》は、ケーキまみれになった。
ゆかさんは、小さなケーキをゆらさんに投げつけたがすべて和利《かずとし》に当たった。
(ベトベトベトベトベト!!)
「やめてください!!」
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
ゆらさんは、ケーキまみれになった日菜《ひな》と和利《かずとし》を突き飛ばしたあと再びゆかさんに飛びかかった。
「あわわわわわ…」
「イヤァァァァァァァァ!!」
(ドスーン!!ガシャーン!!)
ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされた日菜《ひな》と和利《かずとし》は、流しのフチに身体をぶつけた。
そのはずみで、たなに置かれていた金物類が転落した。
ゆかさんとゆらさんのドカバキの大ゲンカは、庭で繰り広げられた。
「ゆかねーちゃんのドアホ!!わからず屋!!」
「やかましいわね!!あんたの顔を見ていたらヘドが出るのよ!!」
そこへ、遥輝《はるき》とたくみと和利《かずとし》が止めに入った。
「ゆかねーさん!!ゆらねーさん!!」
「やめてください!!」
「おだやかに話し合いをしてください!!」
「やかましい!!おだやかに話し合いなんかできないわよ!!」
「あわわわわわわわわわ!!」
止めに入った3人は、ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされた。
(バキバキバキバキバキバキ!!ボトン!!)
遥輝《はるき》は、ダイキの浄化槽のフタが壊したと同時にコエダメに転落した。
(ドカドカ!!ガシャーン!!ベチョベチョベチョベチョ!!)
和利《かずとし》は、近くに積まれていた樽にぶつかった。
そのはずみで樽が大破した。
和利《かずとし》は、大破した樽からあふれ出たヌカミソでグチョグチョに汚れた。
(ガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)
たくみは、庭に設置されていた盆栽棚に直撃した。
盆栽棚は、めちゃくちゃに大破した。
ゆかさんとゆらさんのドカバキの大ゲンカは、池の近くで繰り広げられた。
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「やかましい!!あんたはものすごくはぐいたらしいから池に落としてやる!!」
この時、まきが止めに入った。
「ふたりともやめてください!!イヤァァァァァァァァァァァ!!」
(ドボーン!!)
止めに入ったまきは、池にダイブした。
そのはずみで、激しい水しぶきが生じた。
池から出たまきは、再びゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「やめてください!!イヤァァァァァァァァァァァァァァ!!」
(ドボーン!!)
まきは、ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされたはずみでまた池にダイブした。
ゆかさんとゆらさんのドカバキの大ゲンカは、特大広間で再び繰り広げられた。
「ゆかねーちゃんのわからず屋!!」
「やかましいドアホ!!」
「うちが専業主婦で床の間にかざられるのがそんなにいかんことなの!?」
「あんたはデリカシーのないわからず屋だからうざいのよ!!」
「なんやねん!!」
(ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)
思い切りブチ切れたゆらさんは、テーブルをひっくり返したあとまたゆかさんに飛びかかって行った。
「ゆらはデリカシーがない子だからやっつけてやる!!」
「なんやねんもう!!」
「あんたはちいちゃい時からわがままばかりこねていたからうざいのよ!!」
思い切りブチ切れているゆかさんとゆらさんは、よりし烈な力でどつきあいをした。
その末に、ゆかさんはゆらさんを突き飛ばした。
「ふざけるな!!」
(バリバリバリバリ!!)
ゆかさんに突き飛ばされたゆらさんは、別のしょうじにダイブした。
そのはずみで、しょうじが大破した。
この時、ドナ姐《ねえ》はんが怒鳴り声をあげた。
「ふたりともやめて!!よーくんがいる前で大ゲンカしないでよ!!」
ドナ姐《ねえ》はんの怒鳴り声を聞いたゆかさんとゆらさんは、ぴたりとケンカを止めた。
ガックリと肩を落とした状態で泣いている私を見たゆかさんとゆらさんは、おどろいた表情を浮かべた。
マァマは、泣いている私の肩を優しく抱きしめていた。
ドナ姐《ねえ》はんは、涙を流しながらゆかさんとゆらさんに言うた。
「よーくんの家族は…ママひとりしかいなかったのよ…よーくんは…パパときょうだいがいないのよ…おともだちもいなかったのよ…そんな中でよーくんは生きてきたのよ!!…それなのに…」
この時、近くにいたポムじいさんがきびしい声で言うた。
「おぬしら!!ムッシュどのにあやまれ!!」
ゆりさんは、ものすごく怒った声で言うた。
「ゆか!!ゆら!!あんたたち!!ええかげんにしいよ!!」
ドナ姐《ねえ》はんとゆりさんとポムじいさんに怒鳴られたゆかさんとゆらさんは、しゅんとした表情を浮かべていた。
近くにいたいとは、震える声で泣いた。
特大広間にイワマツグループのA・B・Cの3班のメンバーたちとポムじいさんとゆみさんとエレンさんといととゆらさんと遥輝《はるき》・桃子《ももこ》の夫婦とまきたくみ夫婦と和利《かずとし》日菜《ひな》の夫婦と奈保子《なおこ》が集まっていた。
テーブルの上には、奈保子《なおこ》が作った晩ごはんが並んでいた。
きょうの晩ごはんは、かれいの煮付けとさつまいもとたことかぼちゃの煮物ときんぴらごぼうとほうれん草のおひたしとひじきと麦みそのみそ汁と白ごはんである。
テーブルの真ん中にたくあんが盛られている大皿が置かれていた。
マァマは、私が食べるかれいの煮付けの身をさばいていた。
「はいよーくん、できたよ。」
マァマは、私に身がさばけたかれいの煮付けをゆっくりと渡した。
私は、なにも言わずにゆっくりとごはんを食べた。
みんながゆっくりとごはんを食べている中でゆらさんはパクパクと食べていた。
この時、ポムじいさんが砥部焼きのお茶わんを奈保子《なおこ》にゆっくりと差し出しながら『おかわり』と言うた。
奈保子《なおこ》は、なにも言わずに白ごはんを砥部焼きのお茶わんについだあとポムじいさんにゆっくりと手渡した。
「うむ…」
ポムじいさんは、ごはんが盛られているお茶わんを受け取ったあとはしでつまんだきんぴらごぼうをごはんの上にのせた。
この時、ゆらさんが大皿に盛られているたくあんをはしでつまんだあと直接おくちに入れようとした。
それを見たいとが怒った声でゆらさんに言うた。
「ゆら!!」
「なんやねんもう〜」
「『なんやねんもう〜』じゃないでしょあんたは!!大皿に盛られているたくあんは、一度小皿にのせてから食べなさいと言うたでしょ!!はしたないまねしられん!!」
ごはんを食べているポムじいさんは、ゆらさんに対して『一度小皿にのせてから食べろ!!』ときびしい声で言うた。
ゆらさんは『なんやねんもう…ケチ…』と言うた。
ポムじいさんは、怒った声でゆらさんに言うた。
「わしのどこがケチだ!!」
ゆらさんは、怒った声で『ケチをケチと言うたらアカンのか!?』とポムじいさんに言い返した。
ポムじいさんは、ゆらさんに対して『なんやコラ!!』と怒った声で言い返した。
見かねたゆかさんが怒った声で言うた。
「ちょっと!!みんなが晩ごはんを食べている時にケンカしないでよ!!」
ゆらさんは、ナマイキな表情でゆかさんに言うた。
「せやかて、ポムじいさんがうちにケチと言うたねん!!」
ポムじいさんは、怒った声でゆらさんに言い返した。
「わしはケチじゃない!!」
「なんやねんもう!!」
「なんだコラ!!」
「ポムじいさん!!やめてよ!!」
この時、ゆみさんがポムじいさんを止めた。
ゆかさんは、ものすごく怒った声でゆらさんに言うた。
「ゆら!!」
「なんやねんゆかねーちゃん〜」
「ポムじいさんにあやまりなさいよ!!」
「なんであやまらなアカンねん…」
「ゆら!!」
「ゆか!!やめなよ!!」
この時、ゆりさんがゆかさんを止めた。
「おねーちゃん!!ゆらにきびしく言うてよ!!」
「分かってるわよ!!…あんたは頭に血が昇ったらカーッとなりやすいからやめてよ!!」
ゆかさんをなだめたゆりさんは、ゆらさんに対して怒った声で言うた。
「ゆら!!」
「ゆりねーちゃんまでなんやねん〜」
「あんたこの頃くちが悪いわよ!!」
「うちのどこが悪い言うねん!!」
「ますますはぐいたらしいわね!!ゆら!!」
この時、ゆりさんの近くにいたゆなさんがゆりさんを止めた。
「ゆりねーちゃんもやめてよ!!」
「分かってるわよ!!」
「そう言った話は、晩ごはんを食べてからにしてよ!!」
ゆらさんがつらそうな声で『なんやねんもう…うちしんどいねん~』と言うたので、ゆかさんが思い切りブチ切れた。
そのタイミングで、付き人軍団の男たち3000人が特大広間にやって来た。
このあと、出発準備などを始めた。
「やかましいドアホ!!もめ事の原因を作ったゆらがなに言うてんねん!!あんたはどこのどこまでデリカシーのない子よ!!うちらが世界各地を回ってビジネスに取り組んでいる時に、あんたはサンショクヒルネツキのグータラな暮らしをしているじゃないのよ!!ゆらひとりのせいで予定変更をしいられたうちらをグロウしたから、もう許さないわよ!!」
ゆかさんに思い切り怒鳴られたゆらさんは、ゆかさんに飛びかかって行った。
思い切りブチ切れたゆらさんは、ゆかさんの髪の毛を両手でつかんだ。
「いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい…」
「なんやねんゆかねーちゃん!!うちのどこがデリカシーのない子よ!!」
「髪の毛を引っぱんないでよ!!」
思い切りブチ切れたゆかさんは、ゆらさんを両手で突き飛ばした。
「ゆかねーちゃんこそなんやねん!!」
ゆらさんも負けじと反撃した。
「やったわね!!」
ゆかさんは、両手でゆらさんを突き飛ばした。
尻もちをついたゆらさんは、右手に作ったこぶしをふりあげながらゆかさんに言うた。
「ゆかねーちゃんのわからず屋!!」
「どついたろか!!」
「もうどついてるじゃないのよ!!」
思い切りブチ切れたゆかさんとゆらさんは、取っ組み合いの大ゲンカを始めた。
この時、遥輝《はるき》が止めに入った。
「ゆかねーさん!!ゆらねーさん!!やめてください!!」
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「やかましい!!ドアホはあんたよ!!」
「ふたりともおだやかに話し合いをしてください!!」
「おだやかに話し合いなんかできないわよ!!」
「その原因を作ったのはあんたでしょ!!」
「あわわわ!!」
(ドーン!!)
ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされた遥輝《はるき》は、じゅらくのカベに背中をぶつけた。
このあと、和利《かずとし》がゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「ふたりとも落ち着いて話し合いをしてください!!」
「落ち着いて話なんかできんねん!!」
「ますますはぐいたらしいわね!!」
「ゆかねーちゃんこそはぐいたらしいねん!!」
「やめてください!!あわわわ~」
(バーン!!)
和利《かずとし》は、じゅらくのカベに正面衝突したあとその場に倒れた。
和利《かずとし》は、鼻血がたくさんあふれている状態で起き上がった。
このあと、遥輝《はるき》と和利《かずとし》とたくみの3人がゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「ゆかねーさん!!ゆらねーさん!!」
「ふたりともやめてください!!」
「おだやかに話し合いをしてください!!」
「おだやかに話し合いなんかできないわよ!!」
「やかましい!!もめ事の原因を作っておいてなに言うてんねん!!」
「わあああああああああああああ!!」
(ドーン!!ガシャーン!!バリバリバリバリバリバリバリバリ!!)
たくみは、近くに置かれていた仏壇にぶつかった。
そのはずみで、仏壇がカベを突き破って倒れたあとめちゃくちゃに大破した。
(バーン!!メリメリメリメリ!!バターン!!)
遥輝《はるき》とたくみは、じゅらくのカベに背中をぶつけた。
そのはずみで天井が抜け落ちた。
抜け落ちた天井が遥輝《はるき》とたくみの顔面を直撃した。
遥輝《はるき》とたくみの顔は、左目にあおぢができたと同時に鼻から大量の血があふれ出た。
髪の毛は、逆立った状態になった。
この時、まきがゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「ふたりともやめてください!!」
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァ!!」
(バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!)
ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされたまきは、頭からしょうじにダイブした。
そのはずみで、しょうじが大破した。
ところ変わって、台所にて…
思い切りブチ切れたゆかさんとゆらさんは、付近にあった食材を投げつけて攻撃した。
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「やかましい!!もめ事の原因を作っておいてなに言うてんねん!!」
「ふたりともやめてください!!」
「やめてください!!」
この時、和利《かずとし》と日菜《ひな》の夫婦がゆかさんとゆらさんを止めに入った。
しかし…
「いたいいたいいたいいたい!!」
「やめてください!!」
和利《かずとし》と日菜《ひな》は、ゆかさんとゆらさんの食材攻撃を受けまくった。
その後、ゆらさんが大きなケーキを手にしたあとゆかさんに向けて投げつけた。
「ゆかねーちゃんのわからず屋!!」
「やめて!!」
(ベト!!)
ゆらさんが投げたケーキが日菜《ひな》を直撃した。
日菜《ひな》は、ケーキまみれになった。
ゆかさんは、小さなケーキをゆらさんに投げつけたがすべて和利《かずとし》に当たった。
(ベトベトベトベトベト!!)
「やめてください!!」
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
ゆらさんは、ケーキまみれになった日菜《ひな》と和利《かずとし》を突き飛ばしたあと再びゆかさんに飛びかかった。
「あわわわわわ…」
「イヤァァァァァァァァ!!」
(ドスーン!!ガシャーン!!)
ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされた日菜《ひな》と和利《かずとし》は、流しのフチに身体をぶつけた。
そのはずみで、たなに置かれていた金物類が転落した。
ゆかさんとゆらさんのドカバキの大ゲンカは、庭で繰り広げられた。
「ゆかねーちゃんのドアホ!!わからず屋!!」
「やかましいわね!!あんたの顔を見ていたらヘドが出るのよ!!」
そこへ、遥輝《はるき》とたくみと和利《かずとし》が止めに入った。
「ゆかねーさん!!ゆらねーさん!!」
「やめてください!!」
「おだやかに話し合いをしてください!!」
「やかましい!!おだやかに話し合いなんかできないわよ!!」
「あわわわわわわわわわ!!」
止めに入った3人は、ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされた。
(バキバキバキバキバキバキ!!ボトン!!)
遥輝《はるき》は、ダイキの浄化槽のフタが壊したと同時にコエダメに転落した。
(ドカドカ!!ガシャーン!!ベチョベチョベチョベチョ!!)
和利《かずとし》は、近くに積まれていた樽にぶつかった。
そのはずみで樽が大破した。
和利《かずとし》は、大破した樽からあふれ出たヌカミソでグチョグチョに汚れた。
(ガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)
たくみは、庭に設置されていた盆栽棚に直撃した。
盆栽棚は、めちゃくちゃに大破した。
ゆかさんとゆらさんのドカバキの大ゲンカは、池の近くで繰り広げられた。
「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「やかましい!!あんたはものすごくはぐいたらしいから池に落としてやる!!」
この時、まきが止めに入った。
「ふたりともやめてください!!イヤァァァァァァァァァァァ!!」
(ドボーン!!)
止めに入ったまきは、池にダイブした。
そのはずみで、激しい水しぶきが生じた。
池から出たまきは、再びゆかさんとゆらさんを止めに入った。
「やめてください!!イヤァァァァァァァァァァァァァァ!!」
(ドボーン!!)
まきは、ゆかさんとゆらさんに突き飛ばされたはずみでまた池にダイブした。
ゆかさんとゆらさんのドカバキの大ゲンカは、特大広間で再び繰り広げられた。
「ゆかねーちゃんのわからず屋!!」
「やかましいドアホ!!」
「うちが専業主婦で床の間にかざられるのがそんなにいかんことなの!?」
「あんたはデリカシーのないわからず屋だからうざいのよ!!」
「なんやねん!!」
(ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガシャーン!!)
思い切りブチ切れたゆらさんは、テーブルをひっくり返したあとまたゆかさんに飛びかかって行った。
「ゆらはデリカシーがない子だからやっつけてやる!!」
「なんやねんもう!!」
「あんたはちいちゃい時からわがままばかりこねていたからうざいのよ!!」
思い切りブチ切れているゆかさんとゆらさんは、よりし烈な力でどつきあいをした。
その末に、ゆかさんはゆらさんを突き飛ばした。
「ふざけるな!!」
(バリバリバリバリ!!)
ゆかさんに突き飛ばされたゆらさんは、別のしょうじにダイブした。
そのはずみで、しょうじが大破した。
この時、ドナ姐《ねえ》はんが怒鳴り声をあげた。
「ふたりともやめて!!よーくんがいる前で大ゲンカしないでよ!!」
ドナ姐《ねえ》はんの怒鳴り声を聞いたゆかさんとゆらさんは、ぴたりとケンカを止めた。
ガックリと肩を落とした状態で泣いている私を見たゆかさんとゆらさんは、おどろいた表情を浮かべた。
マァマは、泣いている私の肩を優しく抱きしめていた。
ドナ姐《ねえ》はんは、涙を流しながらゆかさんとゆらさんに言うた。
「よーくんの家族は…ママひとりしかいなかったのよ…よーくんは…パパときょうだいがいないのよ…おともだちもいなかったのよ…そんな中でよーくんは生きてきたのよ!!…それなのに…」
この時、近くにいたポムじいさんがきびしい声で言うた。
「おぬしら!!ムッシュどのにあやまれ!!」
ゆりさんは、ものすごく怒った声で言うた。
「ゆか!!ゆら!!あんたたち!!ええかげんにしいよ!!」
ドナ姐《ねえ》はんとゆりさんとポムじいさんに怒鳴られたゆかさんとゆらさんは、しゅんとした表情を浮かべていた。
近くにいたいとは、震える声で泣いた。