熱愛発覚中
「待て」

「えっ、わっ…!?」

牛島さんにグイッと腕を引かれたかと思ったら、ベッドのうえへと戻された。

「わざわざソファーに行く必要なんてないだろう」

何故か私の目の前には牛島さんがいた。

ちょっと待て、この体勢って…何かいろいろとヤバくないか?

「べ、別にいいじゃない…。

1人でベッドを使いたいんだったら、私は邪魔かなって思っただけで…」

「邪魔って…」

何故か呆れたうえに息を吐かれた理由がわからない。

「俺は邪魔だなんて思ったことは1度もないぞ」

…そんなことを言わないで欲しかった。

“邪魔だ”とはっきりと言ってくれた方が、あなたのことを嫌いになれるいい理由になる。

「よ、酔っているんだったら、やめて欲しいんだけど…」

私がそう言ったら、
「これが酔っているように見えるか?」

牛島さんは言い返してきた。
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