熱愛発覚中
「結婚はその場の勢いじゃないと言うことをあなたに証明するために結婚するんです。

この１年をかけて、あなたに証明してみせます」

牛島さんに向かって宣言するように言った。

「その１年で俺に証明できなかった場合はどうするんだ？」

そうきましたか、おい…。

勢いに任せて言ってしまった自分を恨みたくなったが、今はそんなことをやっている場合ではない。

と言うか、１年後の私に任せる。

思わず口を閉じてしまった私に、
「まあ、いい。

それに関しては１年後にまた考えることにしよう」
と、牛島さんは言った。

他人のことを言えたもんじゃないが、おおざっぱなところがあるんだな。

「他人ーーと言うよりも、女のことをおもしろいと思ったのは初めてだから楽しくなりそうだな」

牛島さんはククッとそれは楽しそうに笑った。
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