熱愛発覚中
「あー、まあ…」

別に言ってもいいと思うけれど…いや、やめた方がいいだろうか？

結婚したことは言ったから言っていいけれど…やっぱり、やめた方がいいかな？

その結婚した経緯と言うものが複雑だから言わない方がいいような気がするけどな…。

「莉理先輩、悩んでいるくらいだったら言ってくださいな！」

美世ちゃんに怒鳴られて、私はまた我に返った。

「言いたいことだけは言うだけ全部言いまくるくせに、肝心な部分は言わないうえにウジウジと悩んでいるのはよくないんじゃないかと思いますよ！」

「お、おう…」

彼女に叱られて、私は条件反射で思わず返事をしてしまった。

と言うか、
「美世ちゃんから見た私って、そんな感じなの？」
と、私は聞いた。

「えっ、どう言う意味ですか？」

美世ちゃんは訳がわからないと言った様子で聞き返した。
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