熱愛発覚中
「その…言いたいことだけを言うって…」
「まあ、私から見た莉理先輩はそんな感じですね。
飯塚さんとつきあっていた時、莉理先輩は相当なまでに我慢していたんだろうなって思いました。
私に飯塚さんを取られて泣いたり怒ったりするどころか、めちゃくちゃ喜んでいましたし」
「まあ、そうね…」
確かに美世ちゃんの言う通り、吉行とつきあっていた時は我慢していた。
彼の無駄遣いや借金、両親のことにも目をつむって耐えていたなと自分でも思う。
だから美世ちゃんに吉行を取られた時は怒りよりも悲しみよりも嬉しさの方がドドーンと胸に込みあがってきたんだよね、うん。
少なくとも美世ちゃんに吉行を寝取ってくれたことを感謝するくらい喜んでいたな。
まだ最近の出来事のはずなのに、ずいぶんと昔のような出来事に感じるな…。
「まあ、私から見た莉理先輩はそんな感じですね。
飯塚さんとつきあっていた時、莉理先輩は相当なまでに我慢していたんだろうなって思いました。
私に飯塚さんを取られて泣いたり怒ったりするどころか、めちゃくちゃ喜んでいましたし」
「まあ、そうね…」
確かに美世ちゃんの言う通り、吉行とつきあっていた時は我慢していた。
彼の無駄遣いや借金、両親のことにも目をつむって耐えていたなと自分でも思う。
だから美世ちゃんに吉行を取られた時は怒りよりも悲しみよりも嬉しさの方がドドーンと胸に込みあがってきたんだよね、うん。
少なくとも美世ちゃんに吉行を寝取ってくれたことを感謝するくらい喜んでいたな。
まだ最近の出来事のはずなのに、ずいぶんと昔のような出来事に感じるな…。