私が一番近かったのに…
自分は嫌いだが、人は好きだ。
彼女のことを助けたいと思ったのも、最初は罪悪感から始まり、いつしか彼女に寄り添っていくうちに、恋に落ちたんだと思う。
「まぁ、俺もまさか親友の元カノを好きになる日が訪れるとは、思ってもみなかったよ」
俺には見た目の好きなタイプなんて、ないに等しい。
だから、彼女がタイプかと聞かれると多分、違う。
きっとどちらかというと、大平さんの方がタイプなのではないかと思われる。一応、大平さんに恋していた時期もあったわけだし。
「幸保は俺に対して、憧れを抱いていたんだよ。まさに恋に恋していたって感じだな。
だから、本当の俺を知って、幻滅したと思う。
でも、中山なら幸保を大切にできると思う。俺ができなかった分も、中山が幸保のことを幸せにしてやってくれ」
親友にそこまで言われてしまえば、男たるもの絶対に自分の手で幸せにしてみせると誓った。
「分かった。絶対に幸せにしてみせる」
必ず親友の分も...。
「中山くん、頑張ってね。私は中山くんの味方だから。もちろん愁も。忘れないで。味方がいることを」
きっと大平さんなりに、俺の背中を押してくれたんだと思う。
それが嬉しかった。大平さんへの恋は叶わなかったけど、今こうして友達になれたことは幸せだ。
人生で親友が二人もできた。彼女だけではなく、二人のことも大切にしていきたい。
「うん。絶対に忘れない。また何かあったら相談させてもらうよ」
彼女のことを助けたいと思ったのも、最初は罪悪感から始まり、いつしか彼女に寄り添っていくうちに、恋に落ちたんだと思う。
「まぁ、俺もまさか親友の元カノを好きになる日が訪れるとは、思ってもみなかったよ」
俺には見た目の好きなタイプなんて、ないに等しい。
だから、彼女がタイプかと聞かれると多分、違う。
きっとどちらかというと、大平さんの方がタイプなのではないかと思われる。一応、大平さんに恋していた時期もあったわけだし。
「幸保は俺に対して、憧れを抱いていたんだよ。まさに恋に恋していたって感じだな。
だから、本当の俺を知って、幻滅したと思う。
でも、中山なら幸保を大切にできると思う。俺ができなかった分も、中山が幸保のことを幸せにしてやってくれ」
親友にそこまで言われてしまえば、男たるもの絶対に自分の手で幸せにしてみせると誓った。
「分かった。絶対に幸せにしてみせる」
必ず親友の分も...。
「中山くん、頑張ってね。私は中山くんの味方だから。もちろん愁も。忘れないで。味方がいることを」
きっと大平さんなりに、俺の背中を押してくれたんだと思う。
それが嬉しかった。大平さんへの恋は叶わなかったけど、今こうして友達になれたことは幸せだ。
人生で親友が二人もできた。彼女だけではなく、二人のことも大切にしていきたい。
「うん。絶対に忘れない。また何かあったら相談させてもらうよ」