私が一番近かったのに…
身を任せてもらえることがあまりにも嬉しくて、浮かれてはしゃぎそうになるのをぐっと堪えた。
今はまだ油断禁物だ。慎重にいかなければならない。
そうこうしているうちに、気がついたらあっという間にレストランの前に着いてしまった。
「いらっしゃいませ」
店員さんが出迎えてくれた。店内へ足を進めると、カップル客が大多数を占めていた。
どうやら、皆考えることは同じみたいだ。
「こちらの席へどうぞ」
案内されたのは、窓際の席だった...。
なんと窓際の席は、この水族館の近くの海がよく見渡せることで有名な席だ。
「海綺麗だね…」
彼女も海に釘付けだ。そんな彼女の横顔がとても綺麗で、俺は彼女から目を離せなかった。
「あの、私の顔に何か?」
せっかく良い席に通されたので、もう少しリラックスして、彼女と会話を楽しんでみることにした。
「いや、あまりにも横顔が綺麗だったから、つい見蕩れちゃって…」
思わず、心の声が漏れてしまった。今から告白するつもりでいるのだから、隠す必要なんてないのだが、彼女が迷惑に思っていなければいいなと思った。
「和樹さんったら、恥ずかしいことをサラッと言わないでくださいよ。
そんなことを言われたら、普通に照れちゃいますよ」
寧ろ照れてほしい。もっと彼女の色んな表情が見てみたい。
「照れてほしいな。この意味、分かる?」
少し意地悪をしてみた。もっと俺のことを意識してほしい。俺だけを見ていてほしいと思った。
「分かりません。今はまだ…」
今はまだ油断禁物だ。慎重にいかなければならない。
そうこうしているうちに、気がついたらあっという間にレストランの前に着いてしまった。
「いらっしゃいませ」
店員さんが出迎えてくれた。店内へ足を進めると、カップル客が大多数を占めていた。
どうやら、皆考えることは同じみたいだ。
「こちらの席へどうぞ」
案内されたのは、窓際の席だった...。
なんと窓際の席は、この水族館の近くの海がよく見渡せることで有名な席だ。
「海綺麗だね…」
彼女も海に釘付けだ。そんな彼女の横顔がとても綺麗で、俺は彼女から目を離せなかった。
「あの、私の顔に何か?」
せっかく良い席に通されたので、もう少しリラックスして、彼女と会話を楽しんでみることにした。
「いや、あまりにも横顔が綺麗だったから、つい見蕩れちゃって…」
思わず、心の声が漏れてしまった。今から告白するつもりでいるのだから、隠す必要なんてないのだが、彼女が迷惑に思っていなければいいなと思った。
「和樹さんったら、恥ずかしいことをサラッと言わないでくださいよ。
そんなことを言われたら、普通に照れちゃいますよ」
寧ろ照れてほしい。もっと彼女の色んな表情が見てみたい。
「照れてほしいな。この意味、分かる?」
少し意地悪をしてみた。もっと俺のことを意識してほしい。俺だけを見ていてほしいと思った。
「分かりません。今はまだ…」