私が一番近かったのに…
「だって、相手が愁だから、我慢なんてできないし、途中で終わらせるなんて勿体ないもん」
すっかり愁により、私の身体はあの熱を覚えてしまった。
勿論、相手が愁であるということは大きい。それでも、こんなにもセックスが気持ちいいものだったなんて、知らなかった。
「じゃ、今日も朝までしてもいい?」
「うん、いいよ」
私がそう言った瞬間、愁が優しくベッドに押し倒してきた。
そういえば、初めての夜も、このベッドでしたことを思い出した。
「ねぇ、愁。初めての夜のこと、まだ覚えてる?」
「急にどうしたんだよ?今から昔話でもするつもりか?」
「ううん、違うよ。時々ね、ふと思い出すの。このベッドで初めて愁に抱かれた時のことを…。
だから、愁はどうなのかな?…って気になっただけ。愁もこのベッドを見て、あの日のことを思い出すのかな?…って」
あの時のことを思い出すと、私は初めてだったはずなのに、難なく愁を受け入れた。
初めて愁と一つになれた嬉しさのあまり、舞い上がってしまった。
その一方で、私とは打って変わって、愁はやっぱりどこか慣れていて。ずっと私を優しくリードしてくれた。
愁はもうとっくにそんなこと、忘れちゃったよね?全く期待はしていない。
でも、もし覚えてくれていたら、それだけで嬉しい。
できれば覚えていてほしいという、淡い期待を込めて、答えを聞くことにした。
「ちゃんと覚えてるよ。このベッドで初めて幸奈を抱いた時のこと、忘れるわけないじゃん」
忘れないでいてくれたことが嬉しすぎて、思わず涙が溢れそうになったが、ぐっと堪えた。愁には泣き顔を見せたくなかった。
すっかり愁により、私の身体はあの熱を覚えてしまった。
勿論、相手が愁であるということは大きい。それでも、こんなにもセックスが気持ちいいものだったなんて、知らなかった。
「じゃ、今日も朝までしてもいい?」
「うん、いいよ」
私がそう言った瞬間、愁が優しくベッドに押し倒してきた。
そういえば、初めての夜も、このベッドでしたことを思い出した。
「ねぇ、愁。初めての夜のこと、まだ覚えてる?」
「急にどうしたんだよ?今から昔話でもするつもりか?」
「ううん、違うよ。時々ね、ふと思い出すの。このベッドで初めて愁に抱かれた時のことを…。
だから、愁はどうなのかな?…って気になっただけ。愁もこのベッドを見て、あの日のことを思い出すのかな?…って」
あの時のことを思い出すと、私は初めてだったはずなのに、難なく愁を受け入れた。
初めて愁と一つになれた嬉しさのあまり、舞い上がってしまった。
その一方で、私とは打って変わって、愁はやっぱりどこか慣れていて。ずっと私を優しくリードしてくれた。
愁はもうとっくにそんなこと、忘れちゃったよね?全く期待はしていない。
でも、もし覚えてくれていたら、それだけで嬉しい。
できれば覚えていてほしいという、淡い期待を込めて、答えを聞くことにした。
「ちゃんと覚えてるよ。このベッドで初めて幸奈を抱いた時のこと、忘れるわけないじゃん」
忘れないでいてくれたことが嬉しすぎて、思わず涙が溢れそうになったが、ぐっと堪えた。愁には泣き顔を見せたくなかった。