私が死ぬと世界が滅ぶ
紅井「いいのかい? 青柳より、私の方が優秀で」
凛子「いいの」

紅井、ガクッと崩れて落ちるように椅子に座って確認する。

凛子「自分の優秀さよりも、私のことを考えてくれている旦那様と一緒にいたいから」
青柳「…………ふん」

凛子の笑顔を見て照れる青柳。恥ずかしくて凛子から視線を逸らす。

凛子(…………)
笑顔とは裏腹に頭では別のことを考え出す。
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