私が死ぬと世界が滅ぶ
○学校、空き教室前の廊下(放課後・夕方・晴れ)

生徒が全くいない廊下。
夕日が差し込む中、凛子は角にある空き教室に向かって歩いている。

凛子(青柳くんのことなんか、知らない!)
凛子(授業終わっても寝てたし置いてきちゃった)
ぷんぷんと怒りを表に出す。
空き教室の扉の前に辿り着く。

凛子(どうせ無理やりした結婚だもん。高山くんに告白されたら…)

高山の顔を思いだして、顔を赤くしながら、扉に手をかける。
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