私が死ぬと世界が滅ぶ
凛子「実は、その昨日助けてくれたお礼がしたかったの」

俯きながら、意を決したように伝える。

青柳「礼? そんなの別に――」
凛子「私がしたかったの!」
凛子「でも……」

青柳の台詞を遮って、口を大きく開き、声を張って言う。
その後、直ぐに暗い顔に戻る。
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