私が死ぬと世界が滅ぶ
凛子「ちょっと、急に入ってこないでよ」
青柳「凛子、忙しかったか?」

凛子、日本刀を床に丁寧な所作で置き、青柳の方に目を向ける。
青柳、部屋に入り、壁にもたれかかって喋りだす。ゆったりとした服を着ている。

凛子「うん。『御勤め』してたから」

N「『奴等』を倒すには、私の体液と気持ちが付着した武器が必要だ」
N「だから私が死ぬと世界は滅ぶ」

凛子、青柳から視線を反らし、日本刀を見る。

凛子「っていうか――」
凛子、再び青柳に目線を向けて、ビシッと指差す。
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