■□暴言反対！！□■

「確かに恋の終わらせかたはあまりいいものだったとはいえないかもしれない。」



ズキ……


分かっているけど、やっぱり少し辛い。


私はぎゅうっと手を握った。






「でもさ、美幸すごい。良い恋してたと思う。」

………？

「え……？」



麻衣……？



「そこまで苦しんだってことは……本気で先輩を好きだったってことでしょ？」

「………」

「先輩のこと大したことない気持ちで好きだったなら、ここまで苦しまなかったと思うよ。」


麻衣……


そうなのかな。


今回の恋は、


ものすごく良い恋だったのかな。




「だから自信もちなよ。」