■□暴言反対!!□■
「可愛い……」
そこには色とりどりの手袋が置いてあって。
これは選ぶのは大変そうだと思った。
その中にひとつ。
男の人でもつけられそうな水色の手袋がひとつあった。
なんか………
矢沢先輩に似合いそうだな。
直感的にそう思った。
私、未練たらたらだな。
まだ先輩のこと考えてるんだもん。
もしかして私、まだ先輩のこと好きなのかな……
そして水色の手袋を見つめる。
そうだ。
この手袋を先輩だと思って、大切にして毎日つけることにしよう。
私はそう決めて、レジに手袋を持って行った。