■□暴言反対!!□■


先輩が大きな声でそう言った。


うそ……


先輩も、私のこと……?


はっ!

でも……!



「先輩私に死ねとか、キモイとかさんざんいったじゃないですかぁ!!」

私がそう叫ぶと、


「はぁ!?んなのただの照れ隠しで、素直になれなかっただけだ!!」


そういってそっぽを向いた。



て…照れ隠し!?

『素直になれなかっただけ』!?



たったそれだけのことで私はあんなに悩んだの!?


な、なんだぁ〜〜……


一気に体中の力が抜けて、私は道に座り込んでしまった。


結局、両想いだったんだぁ……


頬がかぁっと熱くなる。


「ん。」


座り込んでしまった私に、

先輩が手を差し伸べてくれた。


先輩も顔がまだ赤い。
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