かつて女の子だった人たちへ
この書き込みを見るに監視していた人間がいるのだ。そして、芽里の行動を叩いている。
ハッとしてSNSのTWXを開いた。芽里はあまりSNSを活用していないし、フォロワーも少ない。ライブ後に『ミルkey最高だった。レイキ大好き』とだけ書いたが、レイキの目に留まればいいなと思ったくらいだ。普段はいいねもろくにつかない。
そのコメントが拡散されている。
数は13回だが、引用がついている。いくつかは鍵アカウントのせいか読めない。読めたものにはこうあった。
『ミルkeyデビューライブの害悪』
唯が送ってきた写真もついている。
手が震えてきた。ダイレクトメールは自由に送ってこられない設定にしているが、開放していたら直接中傷メッセージが届いたのではないだろうか。
メッセージアプリに戻ると、唯から続きのメッセージが来ていた。
『私のTWXにも変なリプつくし、ライブに来るなってDMも来た。即鍵かけたけど、あり得ない』
『怖すぎるんだけど、もうマジで無理。二度と行かないから』
唯のメッセージはそこで終わり。芽里は狼狽しながら、まず自分のTWXに鍵をかけた。フォロワー以外は見られない設定だ。幾人か増えていたフォロワーは監視目的だろうからフォローを強制解除した。
それから唯に『巻き込んでごめん』とだけメッセージを送る。
スマホを置いても手の震えが収まらない。おそらく顔色も真っ青になっているだろう。食欲はなくなり、ひどい吐き気がしていた。
ハッとしてSNSのTWXを開いた。芽里はあまりSNSを活用していないし、フォロワーも少ない。ライブ後に『ミルkey最高だった。レイキ大好き』とだけ書いたが、レイキの目に留まればいいなと思ったくらいだ。普段はいいねもろくにつかない。
そのコメントが拡散されている。
数は13回だが、引用がついている。いくつかは鍵アカウントのせいか読めない。読めたものにはこうあった。
『ミルkeyデビューライブの害悪』
唯が送ってきた写真もついている。
手が震えてきた。ダイレクトメールは自由に送ってこられない設定にしているが、開放していたら直接中傷メッセージが届いたのではないだろうか。
メッセージアプリに戻ると、唯から続きのメッセージが来ていた。
『私のTWXにも変なリプつくし、ライブに来るなってDMも来た。即鍵かけたけど、あり得ない』
『怖すぎるんだけど、もうマジで無理。二度と行かないから』
唯のメッセージはそこで終わり。芽里は狼狽しながら、まず自分のTWXに鍵をかけた。フォロワー以外は見られない設定だ。幾人か増えていたフォロワーは監視目的だろうからフォローを強制解除した。
それから唯に『巻き込んでごめん』とだけメッセージを送る。
スマホを置いても手の震えが収まらない。おそらく顔色も真っ青になっているだろう。食欲はなくなり、ひどい吐き気がしていた。