不滅のユースティティア。
「いよいよ明日だね!もうドキドキして今日眠れないかも~!」
「あたしも~!どーする?Aクラスの先輩が来ちゃったら!」
「ないない!贅沢すぎ~!私たちとペアになってメリットないじゃん!
ん~でも、せめてBクラスのイケメンな先輩が来てくれたら嬉しいかなあ~」
「それも贅沢すぎでしょ!」
放課後がこんなにも早く来てしまったことは初めてだ。
昨日までは誰よりも授業に集中していた私だから、もう放課後?って感覚のほうが強くて。
ほんと笑っちゃう。
どんなに集中したって、葉っぱ1枚すら動かせないくせに。
「アンケート欄にさ、すっげえ自己PRしといたんだ俺!」
「オレもオレも!だって、これでまた魔法士に近づけるってことだぜ!?」
「だな!俺たちは半年遅かったから余計たのしみだよな!」
私以外のクラスメイト全員が明日を待っている理由。
それは明日行われる、ペア決めというやつ。