不滅のユースティティア。




「や~いひとりぼっちのレオンハ~ルト!!お前ま~たそんなとこで特訓してんのかよーー!」


「ぶははっ!トモダチいねえやつは可哀想だよな~!しょーじきに言ったら仲間に入れてやってもいいぜー?」


「なにが天才魔法少年だっ、ほんとはオレたちと遊びたいくせに!いつもスカしやがってムカつくんだよ!」



ひとりが好きだから1人でいるだけだし、初期魔法しか使えない同い歳の奴らと遊んだところでつまらない。

だったら造形魔法で創った人形に魔力を埋め込んで、特訓相手にしたほうがマシだ。



「なにか言えよレオンハルト!!もしかしてオレたちがこわい───、うわっ!なんだこれっ、やめろ…!!」


「ぎゃあああ!!ローガンの腕が…!凍ってる…!!」


「レオンハルト…!お前の魔法だろっ!わるかったって…っ、はやくローガンを元にもどせ……!!」



もうおれに突っかかってくるなと、伝えたかっただけ。

こんな魔法すら使えないお前らと仲良くしたって意味がない、と。



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